観葉植物と雑貨で回遊したくなる店舗ディスプレイ事例

店舗ディスプレイは、商品を並べるだけでは印象に残りません。
人がどこで立ち止まるか。
どこを見て、どの方向へ歩くか。
その流れまで考えることが大切です。

今回の施工事例では、観葉植物と雑貨、什器を組み合わせています。
店内に入った瞬間に、グリーンの量感が目に入ります。
その奥に棚や雑貨が見えます。
左右にも植物が重なり、店内を歩きたくなる見え方になっています。

主役は、観葉植物だけではありません。
雑貨だけでもありません。
植物、棚、吊り鉢、鉢、ボトル、フレーム。
それぞれを重ねて、店内に見どころをつくっています。

さらに、店舗では音の印象も大切です。
見えるものだけでなく、聞こえる音によって滞在時間は変わります。
植物と雑貨で視線を動かし、音響で店内にとどまりたくなる理由をつくる。
そこまで含めて、ショップ空間は設計できます。

この記事では、観葉植物と雑貨を使った店舗ディスプレイについて紹介します。
店内の回遊性、什器の見せ方、グリーンの配置、音響の考え方、小さな店舗への応用まで提案します。

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観葉植物と雑貨で店舗ディスプレイを印象づける

観葉植物と雑貨を組み合わせると、店舗ディスプレイに奥行きが出ます。

植物だけを並べると、グリーンショップの印象が強くなります。
雑貨だけを並べると、商品棚の印象が前に出ます。
その間にある見え方をつくることが大切です。

今回の事例では、大きな観葉植物が入口まわりにあります。
その奥に棚があります。
棚にはボトルや雑貨が並んでいます。
足元にも鉢植えがあり、吊り鉢も見えます。

この重なりによって、店内に視線の流れが生まれます。

手前の植物を見る。
棚の商品を見る。
奥のグリーンを見る。
その流れが、回遊したくなる店舗ディスプレイにつながります。

店舗では、商品を見せるだけでなく、探したくなる見え方も大切です。
すべてを正面に並べると、すぐに見終わってしまいます。

少し奥に商品を置く。
植物の後ろに棚を見せる。
目線の高さを変える。

そうすることで、店内に入る理由が生まれます。

店舗ディスプレイで回遊したくなる動線をつくる

店舗ディスプレイでは、動線のつくり方が重要です。

人が歩く場所をふさぐと、店内は見づらくなります。
ただし、広く空けすぎると印象が弱くなることもあります。

今回の空間では、中央に抜けがあります。
左右には観葉植物や棚があります。
そのため、歩く場所は残しながら、左右に見どころをつくれています。

回遊したくなる店舗には、視線のきっかけがあります。

入口に大きな植物がある。
奥に棚が見える。
吊り鉢が目に入る。
足元に鉢植えがある。

こうした要素があると、人は自然に店内を見回します。
一か所で終わらず、次の場所へ目が移ります。

動線をつくるときは、植物の置きすぎに注意が必要です。
床に鉢を並べすぎると、歩きにくくなります。
商品に近すぎると、手に取りにくくなります。

観葉植物は、通路を邪魔しない位置に置きます。
棚の横、入口脇、コーナー、視線の先。
そうした場所に配置すると、店内の動きをつくりやすくなります。

観葉植物でショップ空間に奥行きを出す

ショップ空間に奥行きを出すには、高さの違いが必要です。

低い鉢だけでは、足元に印象が集まります。
背の高い植物だけでは、足元が抜けすぎます。
高さを分けることで、店内に層ができます。

今回の事例では、背の高い観葉植物があります。
葉の大きい植物もあります。
吊り鉢もあり、足元にも鉢があります。

この高さの違いが、店内の奥行きをつくっています。

手前の葉。
中間の棚。
奥のグリーン。
それぞれが重なることで、空間が一枚の平面に見えにくくなります。

大きな葉の植物は、店内の印象をつくりやすいです。
入口近くに置くと、外から見ても目に入ります。
棚の横に置くと、商品を見せる背景になります。

細い葉や枝の植物は、抜けをつくるのに向いています。
視線を完全にふさがず、奥を少し見せられます。
店内が狭く見えにくくなります。

観葉植物は、飾りではありません。
店内の見え方をつくる要素です。

どこを隠し、どこを見せるか。
そのために、植物の高さと位置を決めます。

雑貨と什器を組み合わせて商品を見せる

店舗ディスプレイでは、什器の使い方も重要です。

商品を床に並べるだけでは、見え方が単調になります。
棚を使うことで、目線の高さに商品を見せられます。
植物と組み合わせることで、棚そのものも空間の一部になります。

今回の事例では、木とアイアンの什器が使われています。
木の棚板が、観葉植物の緑とよく合います。
黒いフレームは、空間を引き締めます。

棚の上には、雑貨やボトルが並んでいます。
植物だけではないため、店内に探す楽しさが生まれます。
グリーンの中に雑貨が見えることで、商品が自然に目に入ります。

什器は、商品を置くためだけのものではありません。
空間の高さをつくります。
視線の流れをつくります。
商品と植物の距離をつくります。

小さな店舗では、什器を増やしすぎると狭くなります。
棚の高さや奥行きを考える必要があります。

見せたい商品を決める。
そこに植物を合わせる。
この順番で考えると、ディスプレイがまとまりやすくなります。

吊り鉢と高さのある植物で視線を動かす

店内を印象づけるには、視線を上下に動かすことも大切です。

目線の高さだけに商品が並ぶと、見え方が平らになります。
足元、目線、頭上に変化があると、店内を見回すきっかけが生まれます。

今回の事例では、吊り鉢が使われています。
吊り鉢があることで、視線が上にも動きます。
足元の鉢、棚の商品、吊り鉢が重なり、店内に立体感が出ます。

吊り鉢は、小さな店舗でも使いやすい方法です。
床面を使わずにグリーンを見せられます。
通路をふさぎにくいのも利点です。

ただし、吊るす位置には注意が必要です。
人の頭に近すぎると、動きにくくなります。
商品を隠しすぎても見えにくくなります。

高さのある植物も同じです。
入口に置くのか。
棚の横に置くのか。
奥に置くのか。
場所によって役割が変わります。

視線を止めたい場所には、存在感のある植物を置きます。
抜けを残したい場所には、葉の細い植物を使います。
この使い分けで、店内の見え方は大きく変わります。

店舗ディスプレイに音響を組み合わせる

店舗ディスプレイは、目で見えるものだけで印象が決まるわけではありません。
店内に入ったときの音も、空間の印象を左右します。

観葉植物や雑貨で店内の見え方をつくる。
そこに音を重ねる。
すると、滞在したくなる空気感をつくりやすくなります。

たとえば、入口付近では音量を少し控えめにします。
店内へ入ると、自然にBGMが聞こえる。
奥へ進むほど、音に包まれるように感じる。

こうした音の設計があると、店内の回遊にもつながります。

音響は、ただスピーカーを置けばよいものではありません。
植物、什器、棚、壁、天井の素材によって、音の聞こえ方は変わります。

硬い素材が多い店内では、音が反射しやすくなります。
商品棚やグリーンが多い空間では、音の広がり方も変わります。

だからこそ、店舗では音量だけでなく、スピーカーの位置も大切です。

どこに立ったときに聞こえるか。
レジまわりで会話を邪魔しないか。
商品を見る場所で音が強すぎないか。
入口から奥まで、音の流れを考える必要があります。

観葉植物と雑貨で視線を動かす。
音響で滞在する理由をつくる。
この組み合わせによって、店舗ディスプレイは見た目だけの装飾ではなくなります。

物販店、カフェ、美容室、サロンでは、音の印象が店の記憶に残ります。
写真に残るのは見た目です。
けれど、また来たいと思う理由には、音や過ごし方も関係します。

HAGANEでは、グリーンや什器の配置だけでなく、音の聞こえ方まで含めてショップ空間を提案できます。

小さな店舗でも使えるグリーンディスプレイ

観葉植物を使った店舗ディスプレイは、小さな店舗でも使えます。

広い店内でなくても、入口まわりや棚まわりにグリーンを入れるだけで印象は変わります。
大切なのは、植物の量ではありません。
どこに置くかです。

小さな店舗では、まず入口を考えます。

外から見たときに、何が目に入るか。
店内に入りたくなる見え方があるか。
入口の印象が弱いと、店内まで見てもらいにくくなります。

次に、店内の奥を考えます。

奥に見どころがあると、人は進みやすくなります。
棚、照明、植物、商品、音。
どれかを視線や感覚の目的地にします。

足元は詰め込みすぎないことが大切です。
鉢を置きすぎると、歩きにくくなります。
商品を手に取りにくくなることもあります。

小さな店舗では、棚上や壁面、吊り鉢を使うと有効です。
床だけに頼らず、高さ方向にグリーンを配置します。
そうすると、限られた面積でも店内に奥行きを出せます。

音響も同じです。
小さな店舗ほど、音の強さが目立ちます。
スピーカーの向きや音量を調整し、会話や接客を邪魔しないようにします。

見えるものと聞こえるもの。
両方を合わせることで、小さな店舗でも印象に残る空間になります。

カフェやサロンにも使える観葉植物の店舗演出

観葉植物と雑貨を使ったディスプレイは、物販店だけではありません。
カフェ、美容室、サロン、ギャラリーにも使えます。

カフェでは、入口やレジまわりにグリーンを入れると、店前の印象が変わります。
窓際に植物を置くと、外からの見え方もつくれます。
BGMの聞こえ方まで合わせると、席に座ったときの印象も変わります。

美容室やサロンでは、待合や受付まわりに使えます。
観葉植物を背景にすると、入口まわりの印象が強くなります。
商品棚と組み合わせれば、販売スペースにもなります。

サロンでは、音の大きさにも注意が必要です。
会話を邪魔しない音量。
施術中に気にならない音の位置。
入口から待合までの聞こえ方。
そうした細かい調整が、店内の過ごし方に関わります。

ギャラリーや展示会では、作品の見せ方にも使えます。
植物を背景にする。
什器の横に置く。
通路の先にグリーンを見せる。
そこに音を加えると、展示の印象をより強くできます。

ただし、業種によって植物と音の使い方は変えるべきです。

カフェなら、食事や会話を邪魔しない配置。
サロンなら、施術動線をふさがない配置。
物販店なら、商品を隠さない配置。
展示会なら、作品の印象を邪魔しない音量。

店舗演出では、植物を目立たせるだけでは足りません。
店の目的に合わせて、植物、商品、動線、音響を組み合わせることが大切です。

HAGANEのショップデザイン・イベント空間施工

HAGANEでは、住宅や店舗のリフォームだけでなく、ショップデザイン、店舗ファサード、イベント空間、ディスプレイ演出まで対応しています。

店舗では、入口の印象が大切です。
ファサード、看板まわり、店前の植栽、店内の見え方。
それぞれを別々に考えるのではなく、来店までの流れとして計画します。

さらにHAGANEでは、音響を含めたショップ空間づくりにも対応しています。

BGMの聞こえ方。
スピーカーの配置。
会話を邪魔しない音量。
店内を歩いたときの音の広がり。

見た目だけでなく、音まで含めて考えることで、店舗の印象は変わります。

観葉植物と雑貨を使った店舗ディスプレイでは、人の動きも考えます。
どこで立ち止まるか。
どこに視線を集めるか。
どの方向へ進みたくなるか。
そして、どこで音が自然に聞こえるか。

什器、植物、商品、通路、音響を組み合わせることで、回遊したくなる店内をつくれます。
小さな店舗でも、配置と音のつくり方次第で見え方は変わります。

HAGANEでは、物販店、カフェ、美容室、サロン、ポップアップ、展示会まで、空間の目的に合わせてショップ空間づくりを提案します。

京都・大阪・滋賀・兵庫の施工対応エリア

HAGANEのショップデザイン、店舗ファサード、イベント空間施工は、京都・大阪・滋賀・兵庫を中心に対応しています。

京都府、大阪府、滋賀県、兵庫県で、店舗ディスプレイ、ショップデザイン、観葉植物を使った空間演出、音響を含めた店舗づくり、店舗ファサード、ポップアップ空間をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

設計デザイン・ブランディング業務は全国対応押しています。

この記事を書いた人

goさん/HAGANE代表

建築士として、音響映像デザイナーとして、エクステリア・空間デザイナーとして、住宅や店舗のリフォームに関わっています。
得意としているのは、音と映像がある暮らしの設計です。
ホームシアター、オーディオルーム、店舗BGM、外部空間、ファサード、照明、外構まで、空間の見え方と聞こえ方を一緒に考えています。
HAGANEのコンセプトは with SOUND
音楽を楽しむ。
映画を見る。
人を招く。
庭に出る。
店の印象をつくる。

そんな日常の体験を、建築とリフォームで形にしています。
この記事では、音と映像に強いリフォーム会社として、住宅・店舗・外構・ホームシアターの考え方や施工事例を発信しています。

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