
庭があっても、眺めるだけで終わる家は少なくありません。
リビングや和室の外に緑が見えていても、外へ出る場所がなければ、庭は窓の向こうの景色になります。
そこで使いやすいのが、縁側を取り入れた和モダン外構です。
縁側は、室内と庭の間にある場所です。
部屋の中ではありません。
けれど、完全な庭でもありません。
窓を開けて腰をかける。
庭の植栽を見る。
足元の木の感触を感じる。
そうした時間をつくれるのが、縁側の良さです。
写真のように、建物に沿って木の縁側が伸びていると、庭との距離が近くなります。
その先に竹垣や植栽、石灯籠が見えると、外へ出る理由が生まれます。
和風に寄りすぎないことも大切です。
黒い外壁、木の縁側、竹垣、植栽。
それぞれの素材を組み合わせることで、現代の住宅にも合う和モダン外構になります。
この記事では、縁側のある和モダン外構について紹介します。
庭とのつながり、竹垣の目隠し、小さな庭での使い方、店舗ファサードへの展開まで提案します。
縁側のある和モダン外構で庭に出たくなる場所をつくる
縁側のある外構は、庭との関係を変えます。
庭をつくっても、出る場所がなければ使いにくいです。
窓から眺めるだけになり、庭に出る回数も少なくなります。
縁側があると、室内から外へ出る流れができます。
靴を履いて庭へ降りる前に、まず腰をかけられます。
植栽を近くで見たり、少し風に当たったりできます。
庭に出るハードルが下がる。
これが、縁側を外構に入れる大きなメリットです。
和モダン外構では、縁側をただの木の床として考えません。
庭を近くで見る場所として計画します。
幅を広くしすぎる必要はありません。
建物に沿って細く伸ばすだけでも、外に出る場所になります。
庭の手入れをするときの動線にもなります。
縁側の先に何を見せるかも重要です。
竹垣を見せるのか。
植栽を見せるのか。
石灯籠や景石を見せるのか。
視線の先に見どころをつくると、縁側に出たくなります。
庭が、ただの余白ではなくなります。
縁側を外構に入れると室内と庭がつながる
縁側は、室内と庭の間に段階をつくります。
窓を開けたらすぐ庭、という外構もあります。
それも悪くありません。
ただ、縁側があると、室内と庭の間にワンクッションが生まれます。
このワンクッションがあることで、庭が近くなります。
リビングから見たとき、窓の外に木の床がある。
その先に植栽がある。
さらに奥に竹垣が見える。
この重なりがあると、窓の外に奥行きが出ます。
外構を、庭だけで考えないことが大切です。
室内からどう見えるかまで含めて考えます。
縁側は、庭へ出るための動線にもなります。
植栽の水やりをする。
落ち葉を掃く。
外まわりを歩く。
そうした日常の動きにも使えます。
ただし、縁側は外部の床です。
雨が当たります。
日差しも受けます。
木材の選び方や排水、建物との納まりを考える必要があります。
見た目だけでつくると、長く使いにくくなります。
外へ出る場所として、使い方まで考えることが大切です。
竹垣で視線をさえぎる和モダン外構
縁側を使いやすくするには、目隠しが必要です。
庭に縁側があっても、道路や隣家から丸見えでは出にくくなります。
外からの視線をどうさえぎるか。
ここが、和モダン外構の大切なポイントです。
竹垣は、和の雰囲気を出しながら視線をさえぎれる素材です。
ブロック塀のように重く見えすぎません。
植栽や石、木の縁側とも合わせやすいです。
写真のように、縁側の先に竹垣があると、庭の背景ができます。
外からの視線を受け止めながら、庭の奥行きもつくれます。
完全に閉じる必要はありません。
少し抜けを残すことで、庭が狭く見えにくくなります。
竹の細い線が並ぶことで、やわらかく視線をさえぎれます。
竹垣は、使い方によって印象が変わります。
和風の要素を強く出しすぎると、古く見えることもあります。
そこで、建物の色や素材と合わせます。
黒い外壁。
木の縁側。
低めの植栽。
石灯籠や景石。
こうした要素を組み合わせると、和の雰囲気を残しながら、現代の住宅にも合う外構になります。
目隠しは、隠すだけではありません。
外からの見え方をつくるものです。
竹垣を背景にして、庭の印象をつくることができます。
小さな庭に縁側をつくる外構の考え方
縁側は、広い庭だけのものではありません。
小さな庭にも使えます。
むしろ、小さな庭ほど縁側は相性が良いです。
大きなウッドデッキをつくると、庭の余白がなくなることがあります。
植栽を入れる場所も少なくなります。
縁側なら、建物に沿って細く計画できます。
庭の植栽スペースを残しながら、外に出る場所をつくれます。
小さな庭では、広さよりも距離感が大切です。
縁側に腰をかけたとき、植栽が近くに見える。
竹垣が背景になる。
足元に石や下草が見える。
この近さが、庭の魅力になります。
幅を取りすぎないこともポイントです。
広い床をつくるより、庭との距離を近く保つ方が使いやすい場合があります。
縁側と植栽の距離が近いと、外に出たときに庭を感じやすくなります。
また、小さな庭では視線の先をつくることが重要です。
正面に竹垣を置く。
端に石灯籠を置く。
足元に葉の大きい植栽を入れる。
小さな面積でも、見る場所を決めると奥行きが出ます。
縁側は、その景色を見るための場所になります。
縁側から眺める庭に植栽を入れる
縁側をつくるなら、庭の植栽も合わせて考えます。
縁側だけがあっても、目の前に見るものがなければ出る理由が弱くなります。
植栽があると、庭に変化が生まれます。
葉の色が変わる。
新芽が出る。
雨上がりに葉が光る。
季節ごとに庭の見え方が変わります。
植栽は、縁側からの目線に合わせて配置します。
腰をかけたときに見える低木。
足元に広がる下草。
目線の先に入る中木。
高さを分けることで、庭に立体感が出ます。
竹垣の前に植栽を入れるのも有効です。
竹垣だけが見えると、背景の印象が強くなります。
その前に葉の動きがあると、見え方がやわらぎます。
石灯籠や景石を入れる場合も、植栽との距離が大切です。
石だけを置くと硬く見えます。
周囲に葉の大きい植物や低木を入れると、庭の一部として見せやすくなります。
植栽は、飾りではありません。
視線を受け止める場所です。
縁側から何を眺めるか。
そのために、植物の高さや位置を決めます。
和風外構を古く見せない素材の組み合わせ

和風外構は、素材の合わせ方で印象が大きく変わります。
竹垣、石灯籠、植栽、木の縁側。
これらをそのまま組み合わせると、昔ながらの和風庭園に見えることがあります。
それが合う住宅もあります。
ただ、現代の住まいでは少し重く見える場合もあります。
和モダン外構にするには、和の素材を使いながら、建物の線や色と合わせることが大切です。
写真のように、黒い外壁と木の縁側を合わせると、和の要素が引き締まって見えます。
竹垣や石灯籠があっても、古く見えすぎません。
現代の住宅にもなじみやすくなります。
素材には役割を持たせます。
竹垣は背景。
縁側は動線。
植栽は視線を受け止める場所。
石灯籠は庭の焦点。
役割を分けると、外構全体がまとまりやすくなります。
木材の色も大切です。
明るい木色なら軽く見えます。
濃い木色なら建物との一体感が出やすくなります。
竹垣や植栽との見え方も変わります。
素材を一つずつ選ぶのではなく、建物、庭、目隠しをまとめて考えることが大切です。
店舗ファサードにも使える縁側と竹垣の外構
縁側と竹垣の組み合わせは、住宅だけではありません。
店舗ファサードにも使えます。
和食店、カフェ、サロン、ギャラリー、物販店。
こうした店舗では、入口の見え方が来店のきっかけになります。
店前に木の床がある。
その奥に竹垣がある。
脇に植栽が見える。
それだけで、通行人の目に留まりやすくなります。
入口に近づきたくなる雰囲気をつくれます。
店舗では、開きすぎても落ち着きません。
閉じすぎると入りにくくなります。
その間をつくるのが、縁側と竹垣です。
竹垣で背景をつくる。
植栽で視線を受け止める。
縁側で入口までの距離をつくる。
この組み合わせで、外からの見え方を調整できます。
小さな店舗でも使えます。
全面を大きく変える必要はありません。
入口前に木の床を少しつくる。
脇に竹垣や植栽を入れる。
看板まわりに緑を加える。
それだけでも、店前の印象は変わります。
看板も、単独で置くより背景がある方が見せやすくなります。
竹垣や植栽の前に看板を置くと、店舗ファサードの一部として見せられます。
住宅でも店舗でも、縁側と竹垣は外からの見え方をつくる外構です。
入りたくなる入口。
庭に出たくなる場所。
その両方に使える考え方です。
HAGANEのエクステリア・外構設計施工
HAGANEでは、住宅の庭、植栽、フェンス、アプローチ、ウッドデッキ、テラス、店舗ファサード、ショップ外構まで、エクステリア・外構をワンストップで設計施工しています。
住宅なら、外からの視線、庭の使い方、リビングからの眺め。
店舗なら、入口の印象、ファサード、植栽、看板まわり、外からの見え方。
建物の外まわりを、ただの余白ではなく、人が過ごしたくなる場所、入りたくなる場所として提案します。
縁側のある和モダン外構では、建物とのつながりが大切です。
庭への出やすさも必要です。
竹垣による目隠しや、植栽の見え方も合わせて考えます。
庭を眺めるだけで終わらせない。
外へ出たくなる場所として計画する。
それによって、住まいや店舗の印象を変えることができます。
京都・大阪・滋賀・兵庫の施工対応エリア
HAGANEのエクステリア・外構工事は、京都・大阪・滋賀・兵庫を中心に対応しています。
京都府、大阪府、滋賀県、兵庫県で、住宅外構、庭、植栽、ウッドフェンス、アプローチ、店舗ファサード、ショップ外構をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。