図面サービス「SOUND PATH」

SOUND PATHは部屋の音の悩みを図面に変えるサービス


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音の悩みは、最初から言葉になっていない

音の相談は、いつもはっきりした言葉で始まるとは限りません。

低音がこもる。
声が近い。
響きがきつい。
スピーカーを変えても、なぜか音が変わらない。
防音室をつくりたいけれど、その後の音が不安。
吸音材を貼った方がいいのか、何もしない方がいいのか分からない。

そうした違和感は、本人の中でもまだ整理しきれていないことがあります。

僕たちは、そういう相談を受けたとき、すぐに「吸音しましょう」「防音しましょう」「機材を変えましょう」とは考えません。

その前に、部屋の中で音がどこへ進み、どこで返り、どこで近すぎ、どこで濁っていそうなのかを見ようとします。

その見方を、一枚の図面にしたものがSOUND PATHです。

[画像:SOUND PATHのメイン図面。カウンセリングルームまたはオーディオルームの音の経路図]


SOUND PATHとは

SOUND PATHは、部屋の音の悩みを図面に変えるサービスです。

写真、寸法、使い方、感じている違和感をもとに、音がどこへ進み、どこで返り、どこで近すぎ、どこで濁りやすいのかをDIVERが読み取り、一枚の音の経路図として整理します。

これは音響性能を証明する解析図ではありません。
施工図でも、遮音性能を保証する図面でもありません。

けれど、吸音材を買う前に、防音工事を考える前に、スピーカーや楽器の位置を変える前に、まず自分の部屋で何が起きていそうかを知るための最初の設計図です。


なぜ、音の悩みを図面にするのか

音の違和感は、言葉だけでは共有しにくいものです。

「なんとなく聴きにくい」
「音が前に出てこない」
「長くいると疲れる」
「響きが気持ちよくない」
「低音だけが残る」
「声が落ち着かない」

そう感じていても、その原因をひとつに決めることは簡単ではありません。

音源の位置。
聴く位置。
演奏する位置。
壁・床・天井との距離。
反射の返り方。
低域の残り方。
防音後の室内寸法。
家具や机の位置。
窓や扉の位置。

それらが重なって、その部屋の聴こえ方が生まれます。

図面にすると、悩みは少しだけ外に出ます。

頭の中にあった違和感が、部屋の中の位置関係として見えるようになります。

どの音が近く返っていそうか。
どこで低域が溜まりそうか。
どの面をすぐに吸音するべきではないか。
どこから設計を考えるべきか。

SOUND PATHは、音の悩みを決めつけるためではありません。
設計に進むための視界をつくるためにあります。


SOUND PATHで読むこと

SOUND PATHで読むのは、音の正解ではありません。

その部屋で起きていそうな音の流れと、設計上の手がかりです。

音がどこへ進むのか。
どの面で返ってくるのか。
どこで耳に近くなりすぎるのか。
どこで低域〜中低域が溜まりやすいのか。
どの位置関係が、聴きにくさや演奏しにくさにつながっていそうか。

写真・寸法・使い方・感じている違和感をもとに、それらを読み取り、音の経路図として整理します。

これは、機材や材料をすぐに決めるための図面ではありません。

まず、その部屋の音をどう見るべきかを共有するための図面です。

[画像:図面の拡大カット。音の矢印、反射経路、コメント部分が見える画像]


音の経路図の作成例

以下は、SOUND PATHの考え方を説明するための作成例です。
実在の特定案件・建物を示すものではありませんが、DIVERが設計時に確認する視点をもとに構成しています。


CASE 01|6畳DTM制作室で、キックとベースの判断がずれる場合

[画像:6畳DTM制作室の音の経路図]

6畳の制作室で、モニターを変えてもキックとベースの判断が安定しない。

この場合、スピーカーの性能だけを見るのではなく、作業位置に届く直接音、デスク反射、側壁の一次反射、天井からの返り、背面で戻る音、低域〜中低域が溜まりやすい位置を確認します。

吸音材を増やせば解決するとは限りません。

むしろ、どの反射を抑えるべきか、どの位置関係を見直すべきか、低域がどこで膨らみ、どこで欠けていそうかを先に整理する必要があります。

SOUND PATHでは、作業位置を中心に音の経路を図面化し、制作判断がずれやすい原因を設計上の仮説として整理します。


CASE 02|8畳ピアノ室で、防音後の響きがきつくなりそうな場合

[画像:8畳ピアノ室の音の経路図]

ピアノ室では、防音によって外へ逃げていた音が室内に残りやすくなることがあります。

特にアップライトピアノでは、背面、側壁、天井からの返りが演奏者に近く戻り、音が硬く感じられることがあります。

一方で、吸音しすぎると、楽器の伸びや余韻が失われる場合もあります。

防音したい。
でも、ピアノの響きは殺したくない。
高域が痛く返るのも避けたい。
低域〜中低域がこもるのも避けたい。

こうした悩みは、防音性能だけでは整理できません。

SOUND PATHでは、ピアノの位置、演奏者の位置、背面・側壁・天井からの返りを読み、どこを抑え、どこに響きを残すべきかを図面に整理します。


CASE 03|オーディオルームで、音像や奥行きがはっきりしない場合

[画像:オーディオルームの音の経路図]

オーディオルームでは、スピーカーを変えても音の印象が大きく変わらないことがあります。

低域が重い。
音像がぼやける。
ボーカルが前に出てこない。
奥行きが浅い。
音量を上げると部屋が苦しくなる。

この場合、スピーカーだけではなく、リスニング位置、側壁、天井、背面、スピーカー背後の反射、低域〜中低域の残り方を確認する必要があります。

音が悪いのではなく、部屋の中で音の経路が整理されていない場合があります。

SOUND PATHでは、スピーカーからリスニング位置へ届く直接音と、壁・天井・背面から返る音の関係を図面化します。

吸音する場所。
反射を残す場所。
低域が溜まりやすい場所。
リスニング位置を見直すべき可能性。

それらを一枚の図面に整理し、オーディオルームとして何から考えるべきかを見える形にします。


CASE 04|カウンセリングルームで、声が落ち着いて届く部屋にしたい場合

[画像:カウンセリングルームの音の経路図]

静かな部屋をつくることと、話しやすい部屋をつくることは同じではありません。

会話の内容を外に漏らしたくない。
室内で声が響きすぎるのも避けたい。
でも、話し手と聞き手の距離が不自然に近く感じられる部屋にはしたくない。
静かにはしたいが、ただ吸音して声の存在感まで消したくない。

カウンセリングルームや相談室では、音の大きさだけでなく、声の届き方が空間の安心感に関わります。

声を吸いすぎると、話しにくくなることがあります。
硬く返りすぎると、相手との距離が近く感じられることがあります。
外への漏れを抑えようとして閉じた空間にすると、室内の声が不自然に残ることもあります。

DIVERが提供する音響図面では、話す位置、聞く位置、壁・天井からの返り、声の届き方を図面化し、静けさと会話のしやすさを両立するための手がかりを整理します。


SOUND PATHでできること

SOUND PATHでは、部屋と音の関係を最初に見える形にします。

吸音材を買う前に、どの反射を見ているのかを整理する。
防音工事を考える前に、防音後の室内で何が起きそうかを確認する。
スピーカーや楽器の位置を変える前に、音の経路を読む。
部屋づくりを始める前に、設計で優先すべき点を見つける。

いきなり工事や詳細設計に進むのではなく、まず自分の部屋の音をどう見るべきかを知るためのサービスです。

SOUND PATHで分かるのは、最終的な答えではありません。

けれど、何を見ればいいのか。
どこから考えればいいのか。
何を急いで決めない方がいいのか。

その最初の視界をつくることができます。


納品するもの

SOUND PATHでは、音の経路図と設計コメントを納品します。

図面には、音源位置、聴く位置・演奏位置、主な反射経路、近すぎる返り、低域が問題になりそうな場所、吸音・反射・拡散・防音で注意すべき面などを整理します。

設計コメントでは、図面から見える音の状態、優先して考えるべきこと、次に確認したい条件をまとめます。

納品物は、施工のための詳細図面ではありません。
部屋づくりや設計相談、施工相談に進む前に、音の見方を共有するための資料です。

[画像:納品PDFイメージ。音の経路図+設計コメントが並んでいる画像]


納品後、この図面をどう使うか

SOUND PATHで作成した音の経路図は、飾るための図面ではありません。
部屋の音について考えるとき、何を見ればいいのかを共有するための図面です。

たとえば、吸音材を買う前に、どの反射を抑えたいのかを確認する。
スピーカーや楽器の位置を変える前に、音がどこへ進み、どこで返っていそうかを見る。
防音工事を考える前に、防音後の室内で音がどう残りそうかを整理する。
家族やパートナー、設計者、施工会社と話すときに、自分の音の悩みを説明するための資料として使う。

音の悩みは、言葉だけでは伝わりにくいことがあります。

「低音がこもる」
「声が近い」
「響きがきつい」
「音像がぼやける」

そう感じていても、それを相手に説明するのは簡単ではありません。

SOUND PATHの図面があると、自分が感じていた違和感を、部屋の中の位置関係として指差しながら話せるようになります。

この壁からの返りが近いのかもしれない。
この位置で低域が溜まりやすいのかもしれない。
この天井の返りを先に考えるべきかもしれない。
この場所は、すぐに吸音するのではなく、響きとして残す可能性もあるかもしれない。

図面は、答えを一方的に決めるものではありません。
けれど、部屋の音について考えるための共通の土台になります。

SOUND PATHは、何かをすぐ買うための図面ではありません。
何かをすぐ工事するための図面でもありません。

まず、自分の部屋の音をどう見ればいいのか。
その視界を持つための図面です。


SOUND PATHでできないこと

SOUND PATHは、音響性能を証明する解析図ではありません。
遮音性能を保証するものでもありません。

施工図、構造計算、詳細な材料仕様の確定、音響測定の代わりになるものでもありません。

低周波、床振動、固体伝搬、防音性能の確定には、必要に応じて現地調査、測定、詳細設計が必要です。

また、SOUND PATHで示す音の経路や反射の読み取りは、写真・寸法・使い方・違和感をもとにした設計上の仮説です。
すべての周波数の挙動や、完成後の音響性能を保証するものではありません。

SOUND PATHは、最終的な性能を約束する図面ではなく、設計に入る前に音の経路と課題の仮説を整理するための図面です。


対象になる部屋

SOUND PATHは、音楽室やオーディオルームだけのためのサービスではありません。

オーディオルーム。
DTM・制作室。
ボーカル録音室。
ピアノ室。
ギター・ベース練習室。
ドラム室。
ホームシアター。
会議室。
カウンセリングルーム。
クリニック・相談室。
静かに話したい部屋。

音を大きく出す部屋だけでなく、声を落ち着いて届けたい部屋、静かに過ごしたい部屋、音への配慮が必要な空間にも対応します。

大切なのは、部屋の用途そのものではありません。

その部屋で、どんな音に悩んでいるのか。
その部屋で、どんな状態になりたいのか。
そのために、音をどう読めばいいのか。

SOUND PATHは、そこから始めます。


ご用意いただくもの

SOUND PATHの作成には、部屋の写真、寸法、使い方、現在感じている違和感が必要です。

正確な図面がない場合でも、部屋の幅・奥行き・高さ、窓やドアの位置、スピーカーや楽器の位置、普段いる場所が分かれば作成できる場合があります。

ご用意いただきたいものは、主に以下です。

部屋全体の写真。
壁・床・天井・窓・扉が分かる写真。
部屋の幅、奥行き、高さ。
スピーカー、楽器、机、椅子などの位置。
普段聴く位置、演奏する位置、話す位置。
現在感じている音の違和感。
これから実現したい使い方。

詳しい資料があるほど、より具体的に音の経路を読みやすくなります。


料金

SOUND PATHの料金は、1室・1用途につき 78,000円(税込) です。

料金に含まれるものは、音の経路図、設計コメント、写真・寸法・使い方・違和感にもとづく読み取りです。

複数室、複数用途、複数案の作成、詳細設計、現地調査、測定、防音設計、施工図作成が必要な場合は、別途ご相談ください。

SOUND PATHは、安価なチェックサービスではありません。
DIVERが部屋と音の関係を読み取り、設計に進むための最初の図面として整理するサービスです。


図面・写真・権利について

お客様から提供いただく写真、寸法、間取り図、既存図面などは、SOUND PATH作成のために使用します。

第三者が作成した図面や写真を提供する場合は、共有して問題のない資料をご用意ください。

SOUND PATHでDIVERが作成する音の経路図および設計コメントの著作権は、原則としてDIVERに帰属します。

お客様は、ご自身の部屋づくり、設計相談、施工相談、関係者との共有の範囲で利用できます。

納品図面をSNS、Webサイト、広告、販売資料などで公開・転載する場合は、事前にDIVERへご相談ください。

DIVERが納品図面を作成例や事例として公開する場合は、事前に許可をいただきます。

住所、氏名、個人情報、建物を特定できる情報は掲載しません。


SOUND PATHから始める

音の悩みは、最初から専門的な言葉になっていなくても構いません。

なんとなく聴きにくい。
長くいると疲れる。
音が近すぎる。
低音が濁る。
響きがきつい。
防音した後の音が不安。
声が落ち着かない。
何から考えればいいのか分からない。

その違和感を、写真と寸法と使い方から読み取り、図面に変える。

それがSOUND PATHです。

吸音材を買う前に。
防音工事を考える前に。
スピーカーや楽器の位置を変える前に。

まず、自分の部屋で音がどう動いていそうかを、一枚の図面から見てみる。

部屋の音の悩みを、最初の設計図へ。
SOUND PATHは、そのためのサービスです。


SOUND PATHについて相談する

音の悩みは、最初からうまく説明できなくても大丈夫です。

「なんとなく聴きにくい」
「この部屋で長く音を出すと疲れる」
「低音が濁っている気がする」
「防音した後の音が不安」
「何から考えればいいのか分からない」

そのくらいの言葉からで構いません。

まずは、あなたの部屋で感じている違和感を聞かせてください。
その悩みを、音の経路図として一緒に整理します。

SOUND PATHをご希望の方は、部屋の写真、寸法、使い方、現在感じている音の違和感を添えてお問い合わせください。

まだ工事を決めていなくても構いません。
吸音材や機材を購入する前の段階でも構いません。

部屋の音の悩みを、最初の設計図へ。


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