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あなたの「音」に合わせた、専用のチューニング。

「防音室」と一括りにされますが、映画とピアノでは、求められる音響特性が真逆です。 DIVERは、あなたの用途(Use Case)に合わせて、部屋の残響時間と周波数特性を個別に設計します。

DIVERの施工費は、一般的なリフォーム業者や簡易防音室キットと比較すれば「高額」です。

しかし、そこには明確な理由があります。
私たちは、壁紙を張り替えるだけの防音工事やリフォームは行いません。

既存壁の強度確保を行い、床・壁・天井を浮かせる「ルームインルーム」構造を構築し、電気・空調に至るまで全てを再構築するからです。

それはリフォームではなく、「資産としての没入デバイス」への投資です。

※完全オーダーメイドのため、物件状況により変動します
※上記は一例です。解体費用、電気工事費等は別途見積もりとなります。

CASE 01: Home Theater / Cinema

  • Concept: 「完全な暗闇と、爆発的なダイナミックレンジ」
  • Engineering:
    • LFE (Low Frequency Effects)
      サブウーファーの重低音を近隣に漏らさない、最高強度の遮音構造。
    • Darkness
      迷光対策を施した黒のマット仕上げ。映像への没入感を阻害する反射光をゼロにする。
    • Dead Acoustics
      セリフの明瞭度を上げるため、残響を短めに設定。

映画の爆発音や地鳴りのような低音は、空気だけでなく「床」を伝わって建物全体を揺らします。
マンションでは「浮床の防振性能」が、木造では「音漏れを防ぐ質量」が最優先されます。

建物構造目標スペック技術的アプローチ (Engineering Focus)概算費用 (6畳)
RCマンションDr-70
(近隣配慮型)
【防振重視】
コンクリート床に対し、高性能防振ゴムで床を浮かせ、固体音を遮断。階下への振動伝達をゼロに近づける。
350万円〜
木造戸建て (1F)Dr-60
(外部遮音型)
【質量付加】
元々の壁が軽すぎるため、補強と多層壁で圧倒的な「重さ」を足し、外への音漏れを防ぐ。床下のコンクリート打設も推奨。
300万円〜
木造戸建て (2F)Dr-60
(荷重制限あり)
【構造補強】
シアター機材と防音壁の重量に耐えるため、梁(はり)の補強が必須。過度な重低音は構造上推奨しない場合あり。
500万円〜
(※補強費込)

マンションで大口径サブウーファーを鳴らすなら、Dr-70は必須となります。
※工事価格についてはベース価格となっております。現地調査及びヒアリングを通じて正式なお見積もりと施工計画書をご提示いたします。

CASE 02: Pure Audio / Listening

  • Concept: 「スピーカーが消える、ホログラフィックな音場」
  • Engineering:
    • Diffusion
      オリジナルハイブリッドデュフューザーにより、拡散と吸音のバランスで壁の存在を消し去ります。
    • Standing Wave Control
      部屋のコーナー(隅)を音響的に処理し、低音のブーミングを解消。
    • Power Supply
      ノイズフロアを下げるための、オーディオ専用電源とアース工事。

オーディオにおいては、遮音性能(Dr値)以上に、部屋の静けさ(暗騒音の低減)と、電源の質が重要です。
木造は低音が抜けやすいため実は音が良い傾向にありますが、RCは低音がこもるため「吸音・拡散」の設計がシビアになります。

建物構造目標スペック技術的アプローチ (Engineering Focus)概算費用 (6畳)
RCマンションDr-65
(静寂重視)
【定在波制御】
気密性が高すぎて低音が飽和するため、ベーストラップ等の吸音処理と、アピトン拡散壁の比率を高める。
300万円〜
木造戸建て (1F)Dr-55
(音響重視)
【電源・アース】
庭にオーディオ専用の独立アースを埋設工事(D種接地)し、ノイズフロアを劇的に下げる。これができるのは戸建ての特権。
300万円〜
木造戸建て (2F)Dr-50
(生活音遮断)
【床剛性UP】
床が弱いとスピーカーのエネルギーが逃げるため、床下地を強固に固める工事を優先。
300万円〜

戸建てにお住まいなら、「専用アース工事」は絶対にやるべきです。数百万円のアンプを買うより、劇的に音が変わります。

※工事価格についてはベース価格となっております。現地調査及びヒアリングを通じて正式なお見積もりと施工計画書をご提示いたします。

CASE 03: Private Studio / Gaming

  • Concept: 「長時間没入できる、クリエイターの拠点」
  • Engineering:
    • Flat Response
      録音・配信のための、色付けのないフラットな音響特性。
    • Silent Ventilation
      マイクにノイズが乗らない、NC-15以下の静音空調システム。
    • Comfort
      長時間の作業でも疲れない、酸素濃度と温湿度管理。

PSなどの対戦ゲームや実況配信では、興奮状態での「大声(ボイスチャット)」が最大の騒音源です。
また、ハイスペックPCとモニターの発熱を処理するため、他の用途よりも「排熱・空調設計」が極めて重要になります。

建物構造目標スペック技術的アプローチ (Engineering Focus)概算費用 (4.5畳目安)
RCマンションDr-65
(深夜配信型)
【中高音・振動制御】
人の声(中音域)の遮断に特化した壁構造。また、興奮して床をドンと蹴る、サブウーファーを鳴らす場合は、浮床による防振対策も必須。
220万円〜
(※コンパクト設計)
木造戸建て (1F/2F)Dr-55
(家庭内平和型)
【家族への配慮】
壁の向こうの寝室やリビングに声が漏れないよう、間仕切り壁を強化。窓がある場合は、既存窓の内側に防音窓(インナーサッシ)を追加し、二重〜三重化する。
230万円〜
共通 (熱対策)NC-15
(換気システム)
【強制排熱】
防音室は魔法瓶のように熱がこもります。PCのパフォーマンス低下を防ぐため、通常の1.5倍の換気能力を持つ「ロスナイ(熱交換換気)」等を必須で組み込みます。
(上記に含む)

「ゲーミング=光る壁」ではありません。モニターの反射を防ぐ**「マットブラックの内装」と、マイクにエアコンの風切り音を乗せない「静音空調」**。これがプロの配信環境です。 DIVERのゲーミングルームは、あなたのK/Dレシオ(戦績)を上げるためのデバイスとして設計します。

※工事価格についてはベース価格となっております。現地調査及びヒアリングを通じて正式なお見積もりと施工計画書をご提示いたします。

CASE 04: Private Studio (Piano)

テーマ:響きと静寂の共存 (The Resonance) 特徴
主役となるグランドピアノを引き立てる、温かみがありながらも研ぎ澄まされた空間。
アピトン材のディフューザーが、ピアノの豊かな倍音を美しく拡散させている様子をライティングで表現する。

ピアノ室における最大の失敗は「吸音のやりすぎ」です。

高音域のキラキラした倍音成分こそがピアノの命です。DIVERは、壁面を吸音材で埋め尽くすのではなく、**「アピトン拡散壁」**によって高音を散らし、演奏者に心地よい「返り(初期反射音)」を戻す設計を行います。

建物構造目標スペック技術的アプローチ (Engineering Focus)概算費用 (6畳)
RCマンションDr-65
(振動対策型)
【浮床・拡散】
ピアノの敵は「ペダルを踏む振動」等の固体音です。高性能防振ゴムで床を浮かせつつ、コンクリート特有のフラッターエコー(不快な反射)を、吸音ではなく**「拡散」**で処理します。
280万円〜
木造戸建て (1F)Dr-55
(響き重視型)
【アピトン拡散壁】
木造は低音が抜けやすいため、実はピアノと相性が良いです。壁面にランダムな凹凸を持つアピトン材を配置し、コンサートホールのような「艶のある響き」を作ります。
240万円〜
木造戸建て (2F)Dr-50
(荷重対策)
【梁補強・分散】
グランドピアノは300kg〜400kgあります。防音壁の重量と合わせると床が沈むため、梁の補強と、ピアノの脚の下に荷重分散プレートを仕込む構造計算が必要です。
400万円〜
(※補強費込)

デッドな(響かない)部屋」は、ピアニストを殺します。自分の音が聞こえないため、無理に鍵盤を叩いてしまい、演奏が荒くなるからです。 DIVERが目指すのは、「自分の音が、0.1秒後に美しく耳に届く部屋」。吸音材は必要最小限に留め、拡散(Diffusion)主体で設計するのが、現代の正解です。

※工事価格についてはベース価格となっております。現地調査及びヒアリングを通じて正式なお見積もりと施工計画書をご提示いたします。

CASE 05: Private Studio / Band & Recording

  • Concept: 「ドラムの振動、アンプの咆哮。すべてを受け止める要塞。」
  • Engineering:
    • Full Isolation (完全浮構造)
      ドラムのキックやベースアンプの重低音振動を物理的に遮断する、防振ゴムを用いたルームインルーム構造。
    • High SPL Handling
      真空管ギターアンプなどの爆音(高音圧)でも音が飽和せず、外部へ漏らさない最高等級の遮音性能(Dr-70〜75)。
    • Controlled Ambience
      デッドすぎず、ライブすぎない。楽器本来の鳴りを正確に捉えるための、計算された吸音と拡散のバランス。

最も過酷なカテゴリです。生ドラムの振動エネルギーは凄まじく、生半可な工事では防げません。

特に「木造の2階」でドラムを叩くことは、物理的に極めて困難(莫大なコストがかかる)であることを理解してください。

建物構造目標スペック技術的アプローチ (Engineering Focus)概算費用 (6畳)
RCマンションDr-75
(スタジオ・プロ)
【完全浮構造】
コンクリートの箱の中に、もう一つのコンクリートブロック等の箱を作るレベルの重厚長大な施工。天井高が低くなるトレードオフがある。
450万円〜
木造戸建て (1F)Dr-70
(スタジオ・標準)
【基礎分離】
既存の床を解体し、地面から独立した「防音室専用のコンクリート基礎」を打つのがベスト。建物と縁を切れば、24時間演奏可能。
500万円〜
木造戸建て (2F)要相談
(極めて困難)
【超・構造補強】
数トンの荷重に耐える大規模な鉄骨補強が必要。コスト対効果が悪いため、1階への移設を強く推奨します。
700万円〜
(※非推奨)

「木造2階でドラムを叩きたい」という相談は多いですが、DIVERではお引き受けできません。
家が歪むか、音が漏れるか。
そのリスクを説明し、1階への変更か、電子ドラムへの妥協を提案することもあります。
条件によってはマンション等でもお断りさせていただく場合がございます。

※工事価格についてはベース価格となっております。現地調査及びヒアリングを通じて正式なお見積もりと施工計画書をご提示いたします。

「測る」ことから始まり、「測る」ことで終わる。

DIVERのフローに、曖昧なプロセスはありません。
すべての工程にエンジニアリングが介在します。

STEP 01: Inquiry & Hearing (相談・ヒアリング)

あなたの「音の悩み」と「理想のゴール」を共有します。
単に防音したいのか、最高の音響空間を作りたいのか。

ここで方向性を決定します。

STEP 02: Site Survey (現地調査・測定)

ここが他社とは違います。
単に部屋の広さを測るだけではありません。
現状の「騒音レベル(暗騒音)」「音漏れのリスク箇所」を、精密騒音計を用いて物理的に測定します。

STEP 03: Simulation & Design (設計・シミュレーション)

測定データに基づき、ボルト・エリア理論などを用いて部屋の寸法比と構造を設計します。
「どの周波数を何dB下げるか」という具体的な目標値を設定し、図面を作成します。

STEP 04: Construction (施工)

DIVERの基準をクリアした熟練の職人のみが施工を担当します。
0.1mmの隙間も許さない、気密施工と多層構造の構築。現場管理は厳格に行われます。

STEP 05: Final Measurement (完了検査・測定引渡し)frequency response graph analysisの画像Shutterstock

工事が終わって完了ではありません。 「設計通りの遮音性能が出ているか」「室内の周波数特性は適正か」を測定機器で実測します。
その「測定データ報告書」をお渡しして初めて、納品となります。
私たちは、感覚ではなく「数値」で責任を取ります。


4. まずは、あなたの「音」を聞かせてください。

DIVERは、本気で音と向き合う方のためのチームです。
そのため、月間の施工件数には限りがあります。

もしあなたが、妥協のない音響空間を求めているなら、 まずは現地の状況と、叶えたい夢をお聞かせください。 エンジニアが、最適なプランを導き出します。

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