【性能・構造について】
Q1. マンションですが、ドラムやグランドピアノを24時間演奏できますか?
A. 構造計算上、可能な場合のみ施工します。
DIVERの浮構造(ルームインルーム)は、Dr-65〜Dr-70クラスの遮音性能を目指せるため、理論上は24時間のドラム演奏も可能です。ただし、マンション自体のスラブ厚や隣戸との関係性など、建物自体のポテンシャルに依存する部分があります。そのため、現地調査にて「物理的に可能かどうか」を診断し、正直にお答えします。
Q2. 木造戸建ての2階に防音室を作れますか?
A. 原則として推奨しません。構造補強が必須となります。
防音室は数トン単位の重量(質量)になります。木造の2階にこれだけの荷重をかけることは、耐震性や建物の寿命に関わる重大なリスクです。そのため、 私達は構造計算を行い、梁や柱の補強が可能と判断された場合のみ、安全を最優先して設計します。仮に安易に「できます」と言う業者がいたとしても、信用しないでください。
Q3. 部屋はどれくらい狭くなりますか?
A. 壁一面につき、約15cm〜30cm程度狭くなります。
DIVERは「空気層」を十分に確保した二重壁構造を作るため、どうしても有効面積は減少します。 例えば、6畳のお部屋の場合、仕上がりは4.5畳〜5畳弱程度になります。そして、この「狭くなる分」こそが、音を止めるための「物理的な壁」であるとご理解ください。
Q4. 窓を残すことはできますか?
A. 可能ですが、推奨はしません。
二重サッシ(インナーサッシ)等で対応は可能ですが、壁に比べて窓は圧倒的に遮音性能が落ちる「弱点」となります。そのため、究極の防音を目指すなら、窓は埋める(既存壁化する)ことを推奨しています。ただし、どうしても採光が必要な場合は、特殊な防音ガラスを用いた多層構造をご提案します。
【設備・環境について】
Q5. エアコンは設置できますか?
A. もちろんです。防音専用の施工を行います。
通常の設置方法では配管穴から音が漏れるため、配管を通す穴に特殊なパテ埋めや防音カバー処理を施します。また、室外機への振動伝達を防ぐための縁切り処理も徹底します。もちろん、既存エアコンの移設も可能ですが、性能維持のため新規導入をお勧めする場合もあります。
Q6. インターネットやWi-Fiは使えますか?
A. 有線LAN(Cat6A以上)の敷設を標準としています。
防音室は電波を通しにくいシールドルーム状態になるため、Wi-Fiルーターが外にあると電波が極端に弱くなります。 そのため、室内にLANポートを引くための配管(CD管)を必ず設計に組み込みます。必要であれば、ゲーミングや配信用途にも耐えうる高速通信環境を確保します。
Q7. 夏場、部屋が暑くなりませんか?
A. 高断熱・高気密のため、熱はこもりやすくなります。
防音材(グラスウール等)は断熱材そのものです。一度冷えれば魔法瓶のように涼しさが続きますが、機材の発熱などは逃げにくいため、24時間換気システムの稼働と、適切な空調管理が必須となります。
【費用・契約について】
Q8. 他社よりも見積もりが高いのはなぜですか?
A. 「見えない部分」の手を抜かないからです。
私達は安価な遮音シートや石膏ボードの増し貼りでお茶を濁すような工事はしません。 構造計算、制振材の選定、専用の電気工事、そして下請けを使わない自社施工チームの人件費。これら「性能を保証するためのコスト」を適正に計上しているため、決して安売りはできません。
Q9. リフォームローンは利用できますか?
A. はい、ご利用いただけます。
提携ローン会社のご案内が可能です。防音室は資産価値を高めるリノベーションですので、多くのお客様がローンを活用されています。
Q10. 一部分だけ(壁だけ、床だけ)の工事はできますか?
A. お断りしております。
音は水と同じで、一箇所でも隙間(弱点)があればそこから漏れ出します。仮に、壁だけ防音しても、床や天井から音が回り込めば工事の意味がなくなります。これによって、DIVERの品質を保証できなくなるため、部分的な施工は承っておりません。
【工事・アフターケアについて】
Q11. 住みながらの工事は可能ですか?
A. 可能ですが、音と粉塵が発生します。
解体時や下地作成時には、どうしても工事音や粉塵が出ます。もちろん、養生は徹底しますが、日中はかなり賑やかになることをご了承ください。
また、工事期間は規模によりますが、6畳程度の防音室で約2週間〜3週間が目安です。
Q12. 引っ越しをする場合、防音室はどうなりますか?
A. 解体・移設が可能な設計も承ります。
将来的な転居の可能性がある場合、ユニット式のように「分解して運べる」工法(組立式浮構造)での設計も相談可能です。ただし、移設先の部屋の形状に合わせて再加工が必要になる点はご了承ください。
Q13. 保証期間はありますか?
A. 施工起因の不具合には責任を持ちます。
施工後のクロス剥がれや建具の不具合などについては保証期間を設けています。 また、竣工時に測定した遮音性能(D値)が、施工不良により著しく低下した場合は、是正工事を行います。物理的な経年劣化以外の「手抜き」による劣化はあり得ませんが、万全のサポートをお約束します。
