「うちは中古だし、断熱はもう諦めてる」──本当にそうですか?
「冬は寒いもんでしょ」「築年数が古いから仕方ない」
そう言って、住まいの寒さを我慢していませんか?
でも、実は中古住宅でもHEAT20 G3レベルの断熱性能は十分に目指せます。
もちろん、何でもかんでも新築並みにする必要はありません。
ポイントを押さえれば、**“必要な部分だけを整えるリノベ戦略”**で快適さは手に入ります。
寒さを“建物のせい”にして、あきらめている人が多い
中古住宅にお住まいの方で、よくある悩みがこちら:
- ストーブを焚いても足元が寒い
- 冬の朝、脱衣所が冷えきっていて着替えがつらい
- 窓からの冷気が止まらない
- 加湿器を使ってもすぐ乾燥する
これらはすべて、断熱・気密・空気の設計を見直すことで大きく改善できる症状です。
G3レベルに近づけるための3つの方法
方法1|断熱ゾーンの再構成(床・壁・天井の強化)
まずは、「どこを断熱すべきか?」を見極めること。
特に築20年以上の住宅では、床と天井の断熱が甘いケースが多いです。
- 床断熱材を厚みのある高性能品に交換(付加断熱も含む)
- 小屋裏断熱・天井断熱の再設計
- 外壁は内部からの充填断熱 or 外張り断熱も可能
→ 全体を囲うような断熱ゾーンを構築することで、熱損失を大幅に抑えられます。
方法2|窓の断熱改修と日射取得の見直し
断熱改修における最大の要所が「窓」です。
住宅の熱の約5〜6割は、開口部(=窓)から逃げています。
- 単板ガラス → 複層 or トリプルガラスへ
- サッシ交換(アルミ → 樹脂 or 木製)
- 南面窓は冬の日射取得に活用/北面や西面は断熱・遮熱強化
→ 窓だけでG2相当からG3相当へ一段引き上げられることもあります。
方法3|気密施工と空気の流れの再設計
断熱性能をどれだけ上げても、気密が悪ければ効果は激減します。
- 配線・配管まわりのすき間処理
- 玄関・サッシまわりの気密材施工
- 換気計画と連動した空気の流れの設計
特に古い家では「どこからかスースー冷気が来る」状態が多く、
この“目に見えない風”を止めることで、体感温度は大きく改善されます。
暮らしの中で“体感できる変化”が起きる
実際に断熱リノベを行った方からは、こんな声があります:
「冬の朝、起きてすぐの寒さがない」
「洗面所でもヒートショックの不安が減った」
「暖房費が2割以上下がった」
「加湿器が要らなくなった」
数字以上に大事なのは、“毎日の生活感覚”が変わること。
G3を目指すことで、自然素材の効果も最大限に引き出せます。
全部やらなくても、G3相当の快適さは得られる
- 断熱性能をフルスペックにする必要はありません。
- 窓+床+気密だけで体感が劇的に変わることもあります。
- リノベ予算に応じて「優先順位」を組んで設計できます。
キノスミカでは、性能と素材、空気の“費用対効果”を読み解く提案を行っています。
あなたの家は、どこまで快適に変わるのか?
「うちもできるのかな?」「どこから始めたらいい?」
そう思ったら、まずは一度ご相談ください。
✅ 今の家の断熱性能をチェック
✅ G3相当へのステップを診断
✅ 施工費用の目安もご提案可能