「冬の朝、フローリングが冷たすぎて」
そんな経験、誰しもあるのではないでしょうか。
僕もかつてはそうでした。 築年数が古い実家での冬、スリッパがないと床に立てない。 足元から冷えて、どこか落ち着かない。
でも今、僕の暮らしは違います。
冬でも素足で、あたたかく暮らせる。 それは、家そのものを整え、暮らし方を少し変えるだけで実現できるんです。
1|あたたかさは“足元”で決まる
家の中で「あたたかい」と感じるかどうかは、室温以上に足元の温度が影響します。
たとえば、頭がポカポカしていても足が冷えていれば不快に感じる。
逆に、室温が控えめでも足元が冷たくなければ、意外と快適に感じる。
つまり、足元の快適性=暮らし全体の快適性なんです。
2|床暖房がなくても、あたたかくできる
「冬を快適に過ごす=床暖房」
そう思われがちですが、僕は必ずしも床暖房が必要だとは考えていません。
なぜなら、正しい断熱と気密、素材の選び方、そして空気の動き方を整えれば、 床暖房なしでも十分にあたたかい空間がつくれるからです。
もちろん、床暖房を採用する家もあります。
でも、無垢材のフローリングで蓄熱層を兼ねた断熱設計をすれば、
冬の朝も裸足で歩ける家はつくれます。
3|無垢材の“温もり”は本物
僕が愛してやまない素材のひとつ、杉の無垢フローリング。
この素材は、見た目の温かさだけでなく、 熱伝導率が低く、足裏の熱を奪いにくいという性質を持っています。
つまり、触った瞬間に「冷たっ」と感じにくい。
さらに、適度な柔らかさがあり、足腰の負担も少ない。
僕の家でも、冬の朝、子どもが裸足で走り回る姿を見ると、 この選択は間違っていなかったと実感します。
4|断熱の質が、暮らしの質を決める
もちろん、いくら無垢材を使っても、 断熱がしっかりしていなければ台無しです。
僕たちがリノベを行う際、最初に確認するのは、
- 床下の断熱材の状態
- 壁と天井の断熱性能
- サッシとガラスの断熱グレード
これらをひとつひとつ丁寧に整えることで、 家の中の温度差を減らし、足元の冷えを根本から解消します。
特に床下断熱は、素材選びと施工精度がポイント。
グラスウールやフェノールフォームなどを、床下全面に隙間なく施工すること。
床下の空気を止めることで、冷気が上がってこない構造が実現します。
5|空気が動く家は冷えにくい
もうひとつ大事なのが、空気の流れ。
換気扇だけに頼るのではなく、 自然な空気の循環を意識した設計がある家は、冷えにくく、ムラのない暖かさを保てます。
たとえば、暖かい空気が上にこもらず、ゆるやかに部屋中に行き渡るような天井の設計。
間仕切りを減らす、扉の開閉の工夫をするだけでも、体感温度はぐっと変わります。
6|施主の声|兵庫県・S様邸
「無垢材ってあったかいって聞いてたけど、正直、半信半疑でした。
でも今は、子どもが“靴下いらない!”って朝から裸足で走ってます。
床暖房がないってこと、住んでる人じゃなきゃ気づかないと思います(笑)」
S様邸では、断熱・気密・通気・素材の設計を徹底。
冬でもエアコン1台で家中が暖かく、足元まで冷えを感じない暮らしを実現できました。HEAT G3等級
7|“素足の暮らし”が教えてくれること
素足で過ごせるというのは、単に「足が冷えない」という話ではありません。
素材に触れることで、空間との距離が縮まる。
外気に影響されにくい設計が、暮らしを守ってくれる。
それは、“家に守られている感覚”そのものなんです。
僕がつくりたいのは、そんな「住んでいて安心できる暮らし」。
まとめ|素足で暮らせる家は、整っている家
足元が冷たい家では、どれだけ他が良くても「暮らしやすい」とは言えない。
逆に、素足で過ごせる家には、断熱も、素材も、空気も整っている。
そんな「深呼吸したくなる暮らし」を、これからもひとつずつ、届けていきたい。
冬の朝、裸足で一歩を踏み出したとき、
「あ、気持ちいい」と感じたら── それが、暮らしが整っている証です。
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