「築30年の家って寒くないですか?」
よく聞かれる質問です。たしかに、昔の家は断熱がほとんど意識されておらず、冬はとても冷え込む作りが多い。
でも僕は、はっきりこう言います。
「築年数より、設計と手の入れ方で家の快適さは決まります」
築年数は“見た目”の話でしかない
築30年と聞くと「古い」「汚い」「寒そう」そんなイメージが先に立つかもしれません。
でも実際に現場を見ていくと、骨組みや構造がしっかりしている家はたくさんあります。
逆に、新築であっても断熱や気密が甘ければ、冬は足元から冷え、夏は2階が灼熱になります。
要は、“見た目が新しいか”ではなく、“中身が整っているかどうか”なんです。
快適に暮らせるリノベの3つの要点
僕たちが中古住宅を快適な住まいに変えるために、重視しているポイントは大きく3つあります。
- ① 断熱性能の底上げ
床・壁・天井の断熱材を入れ直し、室温差が出にくい構造に。 - ② 気密の確保
窓やサッシの取り替え、すき間のコーキングで隙間風を防ぎ、空気を逃がさない。 - ③ 空気の流れを設計
換気と給気のバランス、空気がよどまないような間取りの工夫。
この3つを整えるだけで、「築30年の家」とは思えないほどの快適な空間が生まれます。
施主の声|奈良県・T様邸
「最初は、築古物件を買うのが正直怖かったです。でも、断熱と空気の設計をしっかりやってくれて…。
冬に床暖房なしで過ごせたとき、“あ、これはすごい”って思いました。」
見た目だけのリフォームでは絶対に得られない、体で感じる快適さ。
それこそが、僕たちがつくる“深呼吸できる家”の本質です。
自然素材と断熱性能の相乗効果
無垢材のフローリングや塗り壁を取り入れると、見た目も雰囲気も自然になります。
でもそれは、断熱と気密がきちんとされてこそ活きる素材なんです。
冷気が床から伝われば、杉の床も冷たくなるし、湿気がこもれば珪藻土の壁もカビます。
だから僕たちはいつも、性能を整えてから素材を選ぶようにしています。
築古リノベは、“整え直す”チャンス
古い家を一度まっさらにして、断熱・気密・素材・空気の流れを再構築する。
それは、家そのものを“整え直す”絶好の機会です。
表面だけでなく、中身まで変える。
だから築30年でも、いや、築30年だからこそ、快適な家を自分たちらしくつくることができる。
もっと知りたい方はこちらから
👉 無料相談してみる