代表メッセージ


「木に恋をした日から、家づくりが変わった。」──僕が“木と性能の家”にこだわる理由

僕は、最初から木に興味があったわけじゃありません。
むしろ、「手間がかかる素材」と思っていたくらいです。

昔は建売住宅のことばかり考えていました。
でも、ある製材所でヒノキの香りに心を奪われて、僕の人生が変わりました。


奈良の製材所で初めて丸太を見たとき、
ただの“建材”が、生き物のように見えました。
ノコで挽いた断面が、光っていたんです。

ヒノキは冬になると水分を落とし、油分だけを残します。
その油分が光を受けて、しっとりとした艶をまとっていた。

その瞬間、僕は木に恋をしました。


そこから毎日3時間かけて製材所に通い、
1000本以上の丸太を自分の手で挽いてきました。

木の目が読めるようになり、
風に揺れて育った木、斜面に生えた木、台風をくぐった木――
一本一本に、生きた時間が刻まれていることがわかったんです。


でも同時に、知ったことがあります。

無垢材は、扱いを間違えると牙をむきます。
反る、割れる、暴れる。

それを防ぐには、「断熱」「気密」「空気の設計」という性能が必要なんです。


僕は、木を好きになってくれた人が、
“後悔せずに暮らせる家”をつくりたい。

木の香り、肌触り、変化を楽しみながらも、
一年中、心地よく、健康に過ごせる。

木と空気と性能。
この3つが揃って、ようやく「深呼吸したくなる家」になる。


完璧じゃないけど、
時間とともに味わいが増し、思い出が染み込んでいく――
そんな木の家を、僕はあなたと一緒につくりたい。

木の家は、性能で活かす。
僕は、木に恋をした建築士として、
そんな家をあなたに届けたいと思っています.

株式会社HAGANE キノスミカ代表 青川 剛気

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