住宅性能換気計画構造気密

「風を設計する。音を素材で吸う。」京都で五感に響く心地よさを実現する設計のヒミツ

数値では測れない「居心地の良さ」

「UA値は?C値は?」もちろん、家の性能を示す数値は大切です。しかし、家に入った瞬間の「なんとなく落ち着く」感覚や、朝起きたときの「空気が軽い」と感じる心地よさは、数値だけでは測れません。

僕たちは、この「居心地の良さ」こそが、一生モノの家づくりで最も大切なことだと考えます。

カビや結露を防ぐ「隙間のなさ」という確かな技術を土台に、Greener’s Houseはさらに一歩進んで、「風」「音」といった五感すべてに響く心地よさを設計しています。

今日は、あなたの暮らしを豊かにする、風と静けさの設計のヒミツをお話しします。

風は自然任せにしない—よどみをなくす設計術

「風通しの良い家」と聞くと、窓をたくさん開けるイメージかもしれませんが、風はただ吹かせればいいというものではありません。大切なのは、家の中に空気の「よどみ」を作らないことです。

なぜ「なんとなく空気が重い」と感じるのか

リビングの隅、廊下の奥、北側の部屋。換気システムがあっても、空気の流れが弱い場所には必ず淀みが生まれます。淀んだ空気は湿気や匂いを停滞させ、「なんか空気が重いな」という不快感となって、私たちの体調に影響を与えます。

Greener’s Houseが考える「風のデザイン」とは

僕たちは、窓の配置や大きさ、そして間取りを工夫することで、季節に応じて空気が入れ替わる「風の抜け道」をデザインします。

  • 入口と出口の設計: ただ窓を大きくするのではなく、風が入りやすい窓(入口)と、家の中から風がスムーズに抜け出す窓(出口)を、風向きを計算して配置します。
  • 温度差を利用した自然換気: 暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降するという性質を利用し、高所に排気用の窓を設けることで、エアコンに頼りすぎない自然な空気の循環を促します。

風を設計することで、家全体に穏やかな空気の流れが生まれ、京都の蒸し暑い夏でも、湿気がこもりにくく、体感温度の低い快適な空間が生まれるのです。当たり前のことなのですが、できている家は少ないと感じています。

静けさも空気の質—「音」を心地よく整える方法

「外の音がうるさい」「家の中の音が響きすぎる」。騒音は、私たちが無意識のうちに感じる最大のストレスの一つです。私たちは、「静けさも空気の質の一部である」と考えて設計します。

騒音をシャットアウトする「隙間ゼロ」の力

道路を走る車の音、近所の生活音…。これらの外部の音は、主に窓や壁の「隙間」から侵入してきます。

カビや換気のためにこだわってきた「隙間ゼロ」の技術は、ここでも威力を発揮します。家全体を高い気密性で包み込むことで、音の侵入経路を断ち、図書館のような静けさを家の中にもたらします。

素材が「反響」を吸い込み、音を柔らかくする

外部の音を遮断しても、家の中の生活音(子どもの声、足音、テレビの音)が響きすぎると、かえってストレスになります。

音は空気の中で跳ね返りますが、私たちが使う無垢材漆喰といった自然素材には、音を反射しすぎず、適度に吸い込む効果があります。硬いビニールクロスや複合フローリングの家と比べて、音の反響がやさしくなるため、空間全体が穏やかな音に包まれるのです。

「五感の心地よさ」は「隙間ゼロ」から始まる

風通しや静けさといった五感の快適さは、**「隙間ゼロ」**の技術があって初めて実現します。

隙間があると風はコントロールできない

もし家中に隙間があると、風を設計しても、その隙間に引っ張られて空気の流れが乱れてしまいます。「隙間ゼロ」は、設計した通りの「風の抜け道」を、確実に機能させるための唯一の土台なのです。

快適性を高める設計の哲学

僕たちは、カビ・結露の不安をなくし、頭痛やだるさの原因を解決するだけでなく、最終的にあなたの**「暮らしの質」**を高めることを目指しています。

  • 光: 窓の配置で、朝から夕方まで自然光が差し込む「光の抜け道」
  • 温熱: 断熱・気密の技術で、部屋ごとの温度差がない「暖かさの抜け道」

これらの設計の総体が、あなたの五感に響く「なんとなく居心地の良い家」をつくり出します。

まとめ:数字を超えた「安心感」を設計する

あなたの家づくりは、カビや結露を防ぐ「安心」から始まり、風や静けさといった「心地よさ」へと続きます。

私たちが提供するのは、単なる高性能住宅ではありません。それは、あなたの五感すべてが「ホッとする」、設計された安心感なのです。

風や静けさの心地よさは、私たちの設計哲学のほんの一部です。

カビ、匂い、健康といったすべての快適性をつなぐ、私たちの**「深呼吸できる家」**の哲学の全体像をご覧ください。

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「風を設計する」「音を素材で吸う」…あなたの五感に響く住まいを、どのように実現するか、具体的な図面やご要望をもとにご提案します。

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