
小さい家は「建築費用」だけでなく「生涯コスト」に効く
小さい家を検討する人の多くは「建築費用が安くなるから」という理由を思い浮かべます。確かに延床20坪前後で建てれば、建築費用は大きな家より抑えられます。
しかし本当の価値は「生涯コスト」を下げられることにあります。
- 光熱費が少なくて済む
- 掃除や修繕の負担が軽くなる
- リフォームやメンテナンスの費用も少ない
単に建てるときのコストだけでなく、暮らしてからの維持費や修繕費まで含めたトータルコストを抑えられるのが、小さい家の強みです。
光熱費と維持管理費が大きく変わる
光熱費
小さい家は延床面積が少ないため、冷暖房効率が高くなります。断熱や気密、窓配置を工夫すれば、光熱費は大幅に抑えられます。
※僕たちのつくるGreener’s House/10.0は、断熱性能UA値0.34 。気密性能C値0.5以下(現場3回測定)をベースに考えています。
掃除・維持管理
家が小さい分、掃除にかかる時間も短縮。水回りや外壁の面積も少ないため、メンテナンスに必要な材料や手間も少なくなります。
修繕・リフォーム費用
大きな家ではリフォームの範囲が広くなり、費用が膨らみがちです。小さい家ならリフォーム対象が少ないため、結果的に安く済みます。
形次第では「割高」になるケースも
ここで注意したいのが、形や構造によっては割高になる可能性があるという点です。
総二階は施工効率が高い
もっともコスト効率が良いのは「シンプルな総二階の家」。
1階と2階がほぼ同じ形状で重なっているため、基礎・屋根の面積が最小になり、施工効率が高くなります。
複雑な形はコスト増につながる
- 凹凸の多い外形
- L字やコの字の間取り
- 屋根の段差や複雑な構造
これらは施工手間が増えるだけでなく、外壁や屋根の面積も広がり、建築費用が割高になります。延床面積が小さくても、形が複雑だと「小さいのに高い家」になってしまうのです。
小さい家=安いではなく「設計次第でコスト最適化」
小さい家は「建築費が安い」というだけの家ではありません。
- 面積を抑えることで建築費と維持費を削減
- 形をシンプルにすることで施工効率を高める
- 断熱や設備に投資する余力をつくる
これらを組み合わせることで、小さい家は生涯コストを最も合理的に抑えられる住まいになります。
まとめ|小さい家は“賢い投資”
- 建築費だけでなく、生涯コストを下げられる
- 光熱費・掃除・修繕の負担が減る
- 形や構造によっては割高になることもある
- シンプルな総二階がもっともコスト効率が良い
小さい家は「安さ」ではなく「賢さ」で選ぶ住まいです。面積を削ることで暮らしのコストを最適化し、浮いた分を快適さやデザインに回せる。これが“小さい家=制約があるからこそ豊かになる”という考え方の根拠です。
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