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花壇に悩むあなたへ、石と鉢でつくる外構ハック|京都でロックガーデン

「花壇って面倒そう…でも庭にグリーンは欲しい」

花壇=手入れが大変そう、のイメージ

「花壇をつくろうかと思うけど、草抜きや水やりが大変そうで…」
そんな声を本当によく聞きます。
実際、雑誌やSNSで見かける素敵な庭は、手間をかけて手入れされているからこそ美しく見える。
でも、いざ自分の暮らしにそれを取り入れようとすると「本当にできるかな?」って不安になりますよね。

僕自身も、最初は「庭=花壇を作らなきゃ」という固定概念がありました。
でも、手をかけすぎるとどこかで疲れてしまうし、毎日見てて心が休まらない。
そんな中で、**“手に負える範囲で楽しむ”**という選択肢があってもいいと思うようになりました。


それでも、グリーンのある庭に憧れる

「花壇は無理かもしれないけど、やっぱり植物のある庭がほしい」
これは多くの人が抱える“暮らしの理想”だと思います。
玄関先やベランダにちょっとしたグリーンがあるだけで、気持ちがほっとする。
風にそよぐ葉っぱの音、影のゆらぎ。
それだけで空間に余白が生まれます。

だからこそ、「頑張らなくてもいい庭」を僕は提案したい。
花壇じゃなくても、センスのいい庭はつくれる。
それがこの記事で伝えたいことです。

花壇が正解”という思い込みがプレッシャーになる

「花壇を作る=ちゃんと手入れしなきゃ」のプレッシャー

花壇と聞くと、なぜか「毎週草むしりをしないといけない」とか「四季に合わせて植え替えないとダメ」といった義務感がついてきませんか?
実際、多くの人が「花壇はきちんと維持してこそ価値がある」と無意識に思っているように感じます。

でもその“ちゃんとやらなきゃ”が、グリーンのある暮らしを遠ざけてしまっている。
せっかく庭を作っても、プレッシャーに変わってしまったら本末転倒です。


グリーンとの関係を「義務」から「遊び」へ

大切なのは、植物と暮らすことに“遊び心”を持てるかどうか
雑誌のように完璧じゃなくていいし、植える植物も少しだけでいい。
「今日はこの鉢をここに置いてみようかな」とか、「雑草っぽいけど好きな草だから残しておこう」とか。

“グリーンとの関係”を義務じゃなくて、暮らしの中に自然にある遊びにできたら、それはもう「成功してる庭」だと僕は思います。

植える”より“置く”がラクで楽しい

花壇よりも「鉢を置く」がちょうどいい理由

グリーンのある庭=花壇をつくらないと…って思い込んでいませんか?
でも実際、地面を掘って植えるという行為には意外とハードルがあるんです。
土づくり、排水、根の広がり、雑草…やってみると予想以上に大変。

それよりも、鉢植えを「置く」スタイルの方が圧倒的に気楽で自由度が高い。
気に入らなかったら場所を変えればいいし、季節で植物を入れ替えるのも簡単。
それだけで、庭にリズムと表情が生まれます。


高低差と“抜け感”で見栄えが変わる

鉢を置くときに意識したいのが「高低差」と「抜け感」です。
同じ高さの鉢を横一列に並べても、なんとなくのっぺりしてしまう。
そこにブロックやレンガ、丸太などを使って段差をつけるだけで、ぐっと雰囲気が変わります。

さらに、詰め込みすぎずに“間”を残すこと。
全部埋めようとすると、圧迫感が出たり管理も大変になったりするので、少し余白を残すくらいがちょうどいい。

「植える庭」じゃなくて、「置いて遊べる庭」。
それくらいの感覚で、庭との関係を始めてみると気持ちもラクになります。

小さな“ロックガーデン”で憧れをカタチに

ロックガーデンは「センスで置く」が正解

ロックガーデンに憧れるけど、「うちの庭には無理そう…」と感じる人は多いかもしれません。
たしかに、京都のような湿気が多くて限られた敷地では、本格的な施工はハードルが高いです。
でも逆に、“ちょっと置くだけ”の小さなロックガーデンだからこそ、暮らしに馴染みます。

ポイントは、「石は好きなように置く」こと。
配置にルールはありません。自分のセンスを信じて石を並べる
ゴツゴツした石や丸い石、小さな石を混ぜて置いてみると、不思議と奥行きが生まれます。


鉢植え×高低差で“奥行きと余白”をつくる

石を置いたあとは、そこに乾燥に強い植物の鉢を足していきます。
このとき意識したいのが高低差
すべて同じ高さだと単調になってしまうので、木片やブロックで台座をつくって高さに緩急をつけるのがコツです。

鉢は、テラコッタや素焼き、ざらっとした質感の器が好相性。
石の質感と調和して、空間に自然なコントラストが生まれます。

植物は、アガベやユーフォルビア、ユッカなどがおすすめ。
でも正解はありません。好きな植物を飾ることが、何より大切。
ロックガーデンは水やりの頻度も少なくて済むので、忙しい日常にもやさしく寄り添ってくれます。

小さなロックガーデンが暮らしにくれるもの

余白のある庭が、心にゆとりをつくる

ロックガーデンの魅力は、ただ“カッコいい”だけじゃありません。
自然の質感が、視界の中に少しあるだけで、心がスッと落ち着くんです。

たとえば、朝起きてカーテンを開けたとき。
窓の向こうに、ざらっとした石と力強い植物たちが、静かに存在している
その静けさは、慌ただしい日常にふっと余白をもたらしてくれます。

緑や土、石のある空間は、まるで呼吸を整えるように、僕たちの感覚もチューニングしてくれる存在だと思います。


無理をしない「ちょうどいい庭」のはじめ方

ロックガーデンは、無理に広げなくていい。
1畳分でも、プランターの一角でもいいんです。
少しの石と少しのグリーンを、好きな配置で、好きな高さで置いてみるだけ

そこに“完成形”はありません。
少しずつ石の位置を変えてみたり、新しい植物を加えてみたり。
「育てる」より「楽しむ」ことがベースにある庭だからこそ、肩肘張らずに長く続けられるんだと思います。

見せたいのは、“素敵な庭”じゃない。
自分の心が落ち着く場所、自分らしさがにじむ庭です。

Greener’s Houseの“ロックガーデン”提案へ

スケッチで伝える「暮らしの余白」

僕たちは、庭を「作りこむもの」ではなく、
**暮らしの余白をつくる“余白装置”**だと考えています。

Greener’s Houseでは、手に負えるロックガーデンをテーマに、
スケッチという形でそのアイデアを描き出しています。

– 石を“配置する”だけで成立するシンプルな美しさ
– 高低差や空間バランスを楽しむ構成
– 鉢植えで植物を組み合わせながら、自由に変化できるデザイン

図面では伝わらない“雰囲気”や“余韻”を、スケッチを通じて共有したい。
そんな想いで、ひとつずつ手描きしています。


ロックガーデンから始める、あなただけの外構づくり

ロックガーデンは、特別な技術がなくてもはじめられる“庭の入り口”です。

でも、もし**「少し不安」「誰かに相談したい」**と思ったら、
Greener’s Houseに気軽に声をかけてください。

– どんな石を選べばいいのか?
– 鉢の組み合わせはどうすればバランスがとれる?
– 雑草対策や排水の工夫は?

「これなら私にもできそう」そう思える庭づくりを、いっしょに考えます。

ページ下の【ロックガーデン相談フォーム】や【施工事例ページ】から、
自分の“最初の一歩”を探してみてください。