
「1台で十分」は本当に安心?
高性能住宅の相談でよく出るのが、
「この性能ならエアコン1台で家中いけますよね?」という声です。
確かに、UA0.38/C0.5レベルの家であれば、冷暖房負荷は小さい。1台のエアコンで全館を快適に保つことは理論的にも可能です。
でも、Greener’s Houseはそこで「ちょっと待って」と声をかけます。
なぜなら、“動いているあいだ”は快適でも、故障した瞬間に家中の空調がゼロになるリスクを抱えるからです。
1台運用のリスク
もし真夏に唯一のエアコンが止まったら?
数日間、修理を待つあいだに室内は蒸し風呂状態になり、暮らしどころではありません。
逆に真冬に故障すれば、家の中が一気に冷え込み、健康にも影響が出かねない。
エアコンの修理や交換には数日から数週間かかることがあります。取り寄せや工事の都合で「次の週末まで待ってください」となるケースも珍しくありません。
つまり、**1台運用は「快適」ではなく「綱渡り」**なんです。
小さい家こそ2台構成が合理的
Greener’s Houseが推奨するのは、シンプルな2台構成。
- 1Fに主機(3.6kW程度):LDKをカバーし、家全体の9割を支える
- 2Fに補助機(2.2kW程度):普段は控えめ、必要なときだけ動かす
この2台体制なら、通常運転は1F主機で十分。
でも、もし1Fが故障しても2Fのエアコンを強めに回せば凌げる。逆に2Fが壊れても1Fが家全体をカバーできる。
バックアップがあるだけで暮らしの安心感は段違いです。
機器寿命の分散というメリット
2台構成は、安心だけではありません。
実は、長期的な資産価値の観点でも有利です。
- 寿命が分散する
→ 一度に2台同時に交換するリスクを減らせる。 - 交換費用が平準化される
→ 10年サイクルで交互に入れ替えれば、家計への負担が小さい。 - ライフスタイルの変化に対応できる
→ 子どもが独立した、在宅ワークが増えた、など変化に柔軟に追従できる。
小さい家はランニングコストの影響も大きいからこそ、長い目で見た安心感=資産価値につながるんです。
Greener’s Houseの考え方

僕たちの基本は「性能を土台に、設備は最小限」。
でも、いくら性能が高くてもゼロリスクにはならないことを知っています。
だから、Greener’s Houseでは「小さい家+2台構成」を推奨します。
- 普段は1台で十分
- もう1台は保険として待機
- 故障時や厳しい気候にもしっかり備える
シンプルですが、これが小さな家において最も合理的な空調計画だと考えています。
まとめ
- 高性能住宅は1台で家中をまかなえるけれど、故障リスクは大きい
- 小さな家こそ「1F主機+2F補助」の2台構成が安心
- 寿命分散や費用平準化で、資産価値の維持にもつながる
- Greener’s Houseは「最小限+安心感」という空調計画を提案する
高性能住宅はエアコン1台でも快適に過ごせますが、故障した瞬間に家中の空調が止まるリスクがあります。小さな家こそ「1F主機+2F補助」の2台構成で安心と資産価値を守るのがGreener’s Houseの考えです。
「“1台で十分”という言葉は正しいんです。でも、実際の暮らしは故障や気候の揺らぎがつきものです。リスクを分散することで、日常の快適さが揺らがない。それが小さな家にふさわしい空調計画だとGreener’s Houseは考えています。あなたの暮らし方に合わせて、最適な形を一緒に探しませんか?」
小さい家?最高やん