
小さい家ほど「ダイニングの無駄」が響く
建坪10坪前後の小さな家では、数十センチの余白やデッドスペースも日々の暮らしに大きく影響します。既製品のダイニングテーブルや収納家具を持ち込むと、空間の幅や奥行きにぴたりと収まらず、微妙な隙間が生まれる。逆に通路が狭まり、動線がぎこちなくなることも少なくありません。
だからこそGreener’s Houseでは、ダイニング空間における「家具を空間に合わせる」のではなく「空間に家具を合わせる」発想を大切にしています。
GH/10.0のダイニング:家族の中心に置かれるテーブル

GH/10.0では、LDKの中央にダイニングテーブルを配置するのが基本。幅2.7mのリビング・ダイニングに対し、テーブルは長手方向を活かしながらも回遊性を確保。既製品をただ置くのではなく、間取りの幅に合わせて天板寸法を調整し、家族の人数にぴったりフィットするように設計しています。
例えば、4人家族なら幅1350mm〜1500mmほど、6人家族なら1800mm近くまで拡張することも可能。脚の形状や椅子の差し込み寸法まで検討することで、限られた床面積でも「集う時間」を窮屈にしません。
GH/9.0のダイニング:コンパクトさと余白のバランス

一方、GH/9.0ではさらにコンパクトな空間設計。ここでは「置きすぎない」が鉄則です。必要以上に大きなテーブルを持ち込まず、普段は2人〜3人が快適に座れるサイズを基準に。収納は壁一面の造作や吊り戸棚でまかない、床を広く使えるようにしています。
ダイニングテーブルは丸型テーブルを切り取った形にしています。こうすることで、空間にちょっとした変化が生まれます。
また、来客が多い暮らし方を想定するならダイニングテーブルを「伸長式」にする。という考え方も一つの手。小さい家のダイニングは生活スタイルに合わせて柔軟に計画することが大切です。
既製品では得られない「納まり」の良さ
市販の家具はサイズが規格化されているため、どうしても違和感が残ってしまうのも事実。
収納も同じ。規格のキャビネットは壁一面にぴったり収まらず、余白はただの埃溜まりになってしまいます。
オーダー家具ならこの隙間をゼロにし、天板も壁面もぴったり計画できる。さらに素材や仕上げを床材・建具と揃えることで、空間全体に統一感が生まれます。
これが、僕たちが考える小さい家のダイニングが、心地よく感じられる最大の理由です。
家族の暮らし方に寄り添うオーダー
ダイニングは「食事の場」にとどまりません。
子どもの宿題、在宅ワーク、家計簿をつける時間など、日常の大半がここで行われる家庭もあります。
そのため、テーブルの奥行きを広めにしてPC作業にも対応できるようにする、収納をテーブル下に組み込んで文房具や充電器を収められるようにするなど、暮らし方を反映した工夫が必須です。
Greener’s Houseは、こうした使い方のヒアリングを重ね、家具寸法を決めていきます。家族の生活スタイルに合わせた設計こそ、既製品にはない価値です。
小さい家のダイニングを広く見せる工夫
- 壁面収納+吊り戸棚で床を開放する
- 普段使いに合わせてテーブルサイズを決め、必要なら伸長式も検討する
- 天板や収納の素材を内装と揃え、空間に統一感を出す
- 窓際にグリーンを配置し、奥行きを演出する
こうした小さな工夫の積み重ねで、実際の畳数以上のゆとりを感じられるダイニングが実現します。
まとめ
小さい家だからこそ、ダイニングに求められるのは“無駄のない設計”。
既製品ではなくオーダー家具を基準にするGreener’s Houseの考え方は、限られた面積を最大限に活かす知恵そのものです。
GH/10.0では「家族の中心に集まる場」として、GH/9.0では「余白を残すコンパクトさ」として、それぞれに異なる魅力を持つダイニングを計画しています。
あなたの家づくり計画の参考にしてみてください。
12畳のリビングって狭いですか?もしかするとそれは数字的な印象が先行しているのかもしれません。
もしリビングの広さになたんでいるなら、ご参考にしてください。⬇️
あなたの家族に合うダイニングは、どんな形でしょうか?
テーブルの大きさや収納の配置、実は“暮らし方”から逆算して決めると無駄がなくなります。
小さい家のダイニングについて、気になることがあればぜひご相談ください。
小さい家?最高やん。