寝室のイメージがなんか違う。
「寝室が落ち着かない…」その違和感の正体
一日の終わり、ベッドに入ってもどこか落ち着かない。そんな風に感じたことはありませんか?
「ホテルみたいに」「北欧風に」そんな見た目の正解を目指した結果、寝室が“他人のための空間”になってしまっているのかもしれません。
寝室はもっと自由でいい。誰に見せるでもない、自分のためだけの空間。だからこそ、ちょっとした違和感が気になるし、本当は「わがまま」なくらいがちょうどいいんです。
他人目線の寝室づくりの落とし穴
SNSで見たオシャレな部屋を真似しても、なぜかしっくりこない。それは、誰かの正解をなぞっているからかもしれません。
照明やベッドカバー、カーテンの色。細部の選び方に自分らしさがないと、どこか借り物感のある空間になってしまいます。
自分が落ち着ける空間とは何か?
重要なのは、“他人からどう見えるか”ではなく、“自分がどう感じるか”。
朝起きたとき、夜ベッドに入るとき、ホッとできる色・照明・香り・音を素直に選ぶこと。それが、自分の感覚を取り戻す第一歩になります。
「寝室はこうあるべき」が空間を縛る
僕はリノベーションの設計を仕事にしていますが、寝室について話すとき、多くの人が「こうじゃなきゃいけない」という思い込みに縛られているのを感じます。
「ベッドは壁につけて置くもの」「間接照明はひとつだけ」「白やベージュでまとめるのが無難」…そんな“常識”が、心地よさを狭めてしまっているんです。
正解を探すほど、正解から遠ざかる
インテリア雑誌やインスタを眺めては、「これが流行なんだ」と思い込んで取り入れる。でも、なんとなく落ち着かない。
それは、誰かの“正解”をなぞっても、自分の“感覚”とはズレているからです。
「誰にも見せなくていい場所」だからこそ自由に
寝室は、ゲストが来ても見せることのない、プライベートの最奥。
だからこそ、ここだけは“自分のため”に“好き”を詰め込む場所でいい。
むしろ、そうすることで自分のリズムが整い、日常が変わってくると僕は考えています。
「眠る場所」を、空間として再構築する
眠るだけじゃもったいない
寝室=寝る場所。もちろんそれが本来の役割。でも、ただ眠るだけの場所にしてしまうのは、あまりにも惜しい。
一日の終わり、自分の心と身体をほどく場所。だからこそ、空間として丁寧に整える価値があります。
たとえばベッドの配置ひとつでも、部屋の印象はがらっと変わる。壁に寄せて置くのか、窓際に配置するのか。視線の抜け方や、光の入り方まで意識すると、それだけで“整った空間”になる。
ベッドの上に本を積んだり、お気に入りのブランケットを無造作に掛けたり。飾るためではなく、“自分が心地いい”という一点に集中する。
そうすることで、寝室は単なる個室ではなく、「私のためだけの小さな世界」になるのです。
光とベッドが空間の主役になる
Greener’s Houseが提案する寝室では、照明がとても大切な役割を果たします。
とくに夜。主照明は使わず、間接照明だけで空間をつくる。
光源を床や壁際に仕込むことで、まるで美術館のような“静けさ”と“奥行き”が生まれるんです。
照明が天井から降ってくると、空間は一気に生活感が出てしまう。だからあえて、足元から、壁から、ベッドのヘッドボードから光をにじませるように灯す。
ベッドも主役です。できるだけ高さの低いベッドフレームや、マットレスを直置きにすることで、空間の“抜け”ができる。
とくに狭い部屋でも、視線が広がって開放感を感じやすくなります。
スケッチにも描いたように、寝室は「非日常」なくらいでちょうどいい。ベッドの大きさ、照明の数、置かれた本やグリーンたち。すべてが“自分をほどくための演出”になっていくのです。
「自分をほどく」寝室をつくる方法
間接照明で“夜”を演出する
寝室づくりで最も効果があるのが「照明」です。
天井からの白い光をやめて、間接照明だけで空間をつくってみてください。
たとえば、ベッドの足元に小さなフロアライト。壁際にアートを照らすスポット。ベッドサイドに温かい光のテーブルランプ。
それだけで、一気に“夜の世界”が立ち上がります。
Greener’s Houseでは、こうした「夜のスケッチ」を描くことがよくあります。
光源を見せずに、光のにじみだけを見せる。
まるで映画のワンシーンのような、静かで心地いい空間ができあがるのです。
照明にこだわるだけで、寝室の印象は劇的に変わります。しかも、リノベまでしなくてもできることが多い。
だからこそ、最初に取り組むべきは「灯り」なのです。
ベッドと空間に“抜け”をつくる
ベッドフレームを低くするだけで、空間は驚くほど広く見えます。
できれば脚付きのベッドではなく、ローベッドを検討してみてください。視線が下がると、空間に「抜け」が生まれます。
部屋が狭くても関係ありません。
むしろ狭い部屋だからこそ、天井との距離感を意識することで“呼吸しやすい空間”になる。
ミッドセンチュリーなロースタイルの家具や、柔らかい素材の寝具とも相性がいい。
ベッドの周囲には観葉植物をひとつ。
寝る前に目に入る場所にグリーンがあると、思った以上に気持ちが落ち着きます。
特に小さな鉢植えをベッドサイドに置くと、香りや視覚的な癒しも加わり、五感を満たす空間に。
「自分のためだけの空間」をつくることは、ただのインテリアではありません。
それは、自分を大切にする“態度”そのもの。
寝室を整えることは、自分自身を整えることとつながっているのです。
寝室は、自分をさらけ出す“わがままな居場所”に
ベッドルームは「暮らしの最深部」
寝室は、ただ眠るだけの場所ではありません。
日常の騒がしさから距離を置き、素の自分に戻れる“暮らしの最深部”です。だからこそ、機能性だけで整えるのではなく、心が安らぐ空間であることが大切。
「この寝室、なんか落ち着く」
そんな感覚は、照明の光の柔らかさ、ベッド周りの空気感、天井の高さ、そして肌に触れる素材のすべてがつくり出します。
昼とはまったく違う表情を見せる“夜の空間”だからこそ、自分の感覚を一番信じていい場所。
誰の目も気にせず、わがままに、自分らしく。
好きなものだけを詰め込んでいい
たとえば、旅先で買ったファブリック、古道具のような間接照明、ふわふわのクッション。
ひとつひとつに思い出や感情が宿っているものを置くだけで、寝室は“わたしだけの居場所”に変わっていきます。
ベッドはあえてロースタイルにして視線を落とす。天井との余白が広がり、気持ちが静まる。
壁にはお気に入りの写真やポスターを飾ってもいいし、あえて何も飾らず余白を楽しむのもアリです。
大事なのは「自分が心地いいと感じるかどうか」。
他人から見て正解かどうかではなく、自分が一番リラックスできる空間をつくる。
それが、Greener’s Houseが提案する“わがままな居場所”です。
Greener’s Houseとつくる、わがままな寝室への一歩
スケッチから始める、わたしの居場所づくり
「言葉にできないけど、こんな寝室にしたい」
そんな感覚を、まずはスケッチにしてみませんか?
Greener’s Houseでは、あなたの“好き”を引き出しながら、間接照明やグリーン、家具の選び方まで、一緒に形にしていきます。
あなただけの空気感をつくる寝室だからこそ、パッケージではなく“感覚”から始める提案を大切にしています。
スケッチでイメージが見えると、不思議と空間が動き出します。
直感とわがままを大事にしながら、空間づくりを一緒に楽しみましょう。
(↓ここにスケッチを挿入:夜の間接照明で照らされた寝室のイメージ)
相談するのに資格はいらない
「こんなこと相談していいのかな」
「自分でもできるか不安」
そんな方こそ、まずは気軽に話してほしい。
Greener’s Houseでは、寝室のリノベーションに限らず、小さな模様替えや照明の相談、グリーンの飾り方まで対応しています。
DIYかプロに頼むか迷っている人も、まずは“こうしたい”という気持ちを聞かせてください。
きっとそこから、世界にひとつだけの“わたしの寝室”が生まれていきます。