「カフェみたいな部屋にしたい。でも、なんか違う…」
家具も照明も揃えたのに、カフェっぽくならない
「カフェみたいな家にしたい」
「おしゃれな雑貨屋さんみたいなキッチンにしたい」
そんな想いで、家具や照明、観葉植物、ラグまでこだわって揃えたのに──
いざ並べてみると、
“それっぽさ”はあるのに、ときめかない。なぜかのっぺりして見える。
Instagramで見たあの素敵な部屋とは、何かが違う。
でも、何が違うのかは分からない。
センス?家具の価格?照明の数?
そんなふうに、**「カフェっぽさの正体が掴めない」**まま、
空間づくりに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
“オシャレ感”って、何でできてるの?
実は、空間が「おしゃれに見える」理由って、モノの数や価格ではないんです。
答えは、“空気感”の設計。
カフェのような空間が人の心を掴むのは、インテリア単体ではなく、
空間全体に「整い」と「ちょっとした遊び」があるから。
たとえば、家具の高さや奥行きのバランス、
光と影のコントラスト、植物の配置やリズム──
そういった“設計の違い”が、空間の印象をガラッと変えるんです。
「カフェみたいな空間にしたいのに、なぜか上手くいかない」
そのモヤモヤの正体を、次の章で深掘りしていきます。
のっぺり見える原因は、“余白”と“コントラスト”のなさだった
ただ“置いただけ”では空間にならない
僕も昔、悩んだことがあります。
家具や照明を好きなものに揃えて、観葉植物もいくつか配置して。
でも、どうしても「普通」に見えてしまうんです。
原因は、「コントラスト」と「余白」が不足していたこと。
つまり、空間の中で「引き算」と「高さのリズム」が設計されていなかったんですね。
“引き算”と“高さ”が空間にリズムをつくる
カフェの空間には、共通する構成のルールがあります。
それは、家具の高さをあえてバラバラにしたり、
空間の一部を意図的に“空けて”おくことで、視線の抜けをつくっていること。
さらに、グリーンを床から中段、吊るす位置へと配置して、
目線の上下に動きをつくる──こうした細かな積み重ねが“雰囲気”をつくるんです。
一方で、よくある“うまくいかない空間”は、
・高さが揃った家具が壁沿いにずらっと並ぶ
・余白がなく、すべてを埋めようとしてしまう
・植物がすべて床置きで、リズムが出ない
これでは視線が止まり、空間に動きやメリハリが生まれません。
Greener’s Houseでは、空間を構成するときに
“何を置くか”ではなく、“どこを空けるか・どう動きを出すか”を最初に考えます。
それが、心地よさや“暮らしの余白”につながると僕は思っています。
いいなって感じる空間は、「高低差」と「抜け感」でできている
家具の高さと空間の余白がカフェらしさをつくる
カフェっぽく見える空間には、いくつかの法則があります。
そのひとつが、「高さのグラデーション」と「視線の抜け」。
たとえば、ローテーブルのすぐ隣に高さのある観葉植物。
奥の壁には中間の高さのキャビネットを配置して、
その上には小ぶりの照明やポスター、枝ものの花瓶など──。
このように、視線の高さにバリエーションをつけることで、空間が一気にリズミカルになります。
同じ高さの家具を並べただけでは、どうしてものっぺりしてしまう。
これは、設計として“意図”が入っていない空間の特徴なんです。
空間に動きをつくるという発想
僕が設計するときに大切にしているのは、
**「空間は“配置”じゃなくて“構成”するもの」**という考え方です。
雑貨や家具を置いていくのではなく、
まずは「動きのある構成」を考える。
それは、視線が斜めに流れていったり、光と影のグラデーションができたりするような構成です。
たとえば、壁一面を埋め尽くすのではなく、
“左に重心を置いて右に余白を残す”。
このちょっとした工夫が、空間に奥行きとリズムを生み出してくれます。
整えるのは「モノ」じゃなく「空間のリズム」
Greener’s House流・配置のコツは「重心・高低・透け感」
空間を整えるときに、僕がまず考えるのは「家具の種類」じゃありません。
“視線の流れ”と“空間の重心”をどうつくるかです。
たとえば、グリーンを置くとき──
床にひとつ、棚の上にひとつ、天井から吊るしてもうひとつ。
この3つの高さが違うだけで、空間が一気に立体的になります。
さらに、ポイントになるのが**“透け感”**。
葉が風に揺れることで、視線が奥へと抜けていく。
この“透け感”が、グリーンならではの余白であり、動きなんです。
そしてもうひとつ。
重心を偏らせるという発想。
空間の左側に高さと色を集め、右は少し空けてみる。
この“アンバランスのバランス”が、洗練された空気をつくってくれます。
「好き」を点ではなく面でとらえる
空間がうまくいかないとき、よくあるのが「好きなものを買って置く」というやり方。
でも、点で考えても、面にはならないんです。
Greener’s Houseでは、「好き」を面でとらえるようにしています。
・この椅子とこの照明は、同じ時代感を持っているか?
・植物の鉢と、背後の壁との色の相性は?
・木の質感と布のテクスチャーに、コントラストがあるか?
こうした**“調和とズレの設計”**が、空間に深みを与えます。
すべてを合わせすぎてもつまらない。
かといってバラバラだと落ち着かない。
だから僕たちは、**「にじませるように好きなものを配置する」**という設計を大切にしています。
グリーンが揺れて、好きが息づく暮らしへ
ただ空間がおしゃれに見えるだけじゃない、心がほどける場所に
空間って、ただおしゃれに見えればいいわけじゃないと思うんです。
もちろん、素敵に“映える”ことも大切だけど、
それ以上に大切なのは、**その空間で“どう過ごせるか”**じゃないかなと。
僕がGreener’s Houseで提案しているのは、
風が通り抜けて、グリーンがそよぎ、椅子にゆったり腰をかけたときに、
「ふぅ」とひと息つけるような空間です。
そこには、正しさや効率じゃなくて、“好き”と“余白”がある。
そんな空間に身を置くことで、自然と呼吸が深くなって、
日々の緊張やストレスから、少しずつ距離が取れるようになる。
住まいを、「暮らしを好きになる場所」に
忙しい毎日。
仕事も家事も情報も、人間関係も。
どうしても自分の気持ちが置き去りになりがちですよね。
だからこそ、家くらいは、「自分に戻る場所」であってほしい。
Greener’s Houseでは、
性能という土台の上に、感性という“もうひとつの設計”を重ねることで、
ただ住むための家じゃなく、“自分を整える場所”を目指しています。
植物の揺らぎ、素材の肌触り、
光と影の移ろい、心をくすぐる家具たち。
それらが日々の暮らしに「遊び」をもたらし、
“生きてる感覚”を呼び覚ましてくれる──
そんな空間を、僕はこれからも届けていきたいと思っています。
“好き”をかたちにしよう。Greener’s Houseで。
あなたの「カフェみたいな空間」、一緒につくれます
「こんな空間にしたい」
「緑のある暮らし、いいなと思う」
「ミッドセンチュリーって、実はずっと好きだった」
そんな“なんとなくの好き”が、
Greener’s Houseの出発点です。
完成された理想像じゃなくていい。
ぼんやりとしたイメージでも構いません。
大切なのは、「今よりちょっと、自分らしく暮らしたい」という気持ちです。
僕たちは、ヒアリングからスケッチ、空間のデザイン提案まで、
一つひとつの「好き」に寄り添って、空間に翻訳していきます。
まずはスケッチで、「好き」をかたちにしてみませんか?
Greener’s Houseでは、
ご相談いただいた方のために、“暮らしのスケッチ”を描くことから始めています。
・カフェみたいな家にしたい
・観葉植物を主役にしたい
・家具や雑貨のテイストを統一したい
・どこかに「抜け」や「ゆらぎ」をつくりたい
そんな気持ちを、スケッチで“見えるかたち”にしてみませんか?
まずは、僕が描く一枚のラフスケッチから、
あなたの空間の物語が始まるかもしれません。
▶︎ 無料スケッチ相談はこちらから
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