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床暖房って本当に必要?省エネ住宅で変わる快適性|京都の家づくり

  1. 冬の床が冷たいのはなぜ?床暖房が欲しくなる気持ち
    1. 京都の冬、足元が一番つらい
  2. 床暖房があると快適?でも…
    1. 床が冷たい原因は他にある
    2. 省エネ住宅では「床暖房いらず」もできる
    3. 「床暖房ありき」ではなく、設計が大事
  3. 床が冷える本当の理由|断熱不足と気流の停滞
    1. 断熱が足りないと床は冷たいまま
    2. 気密が低いとすき間風が入ってくる
    3. 換気が悪いと空気が動かない
    4. 京都の家に多い「底冷え問題」
    5. 床暖房をつけても「暖かくならない家」の共通点
  4. 床暖房に頼らない省エネ住宅のつくり方
    1. 床下の断熱をしっかりやる
  5. 気密を高めて冷気を入れない
    1. 計画換気で室内の温度ムラをなくす
  6. パッシブデザインで太陽の熱を取り込む
  7. 京都の家はこの4つが必須
  8. 床暖房をつける場合の後悔しないポイント
    1. 床暖房は「最後の仕上げ」と考える
    2. 床材の選び方で体感は変わる
    3. 床構造をきちんと設計する
    4. 断熱・気密・換気とセットで考える
  9. まとめ|後悔しない床暖房のために
  10. 床暖房なしでも「足元が冷たくない家」はつくれる
    1. 本当に必要なのは「熱を逃がさない家」
    2. 床下の断熱と気密で底冷えを防ぐ
    3. 換気で空気を動かし、温度ムラをなくす
    4. パッシブデザインで太陽の熱を取り込む
    5. 床暖房は「補助役」にする
    6. 京都の家でもできる
  11. 床暖房ありきにしない家づくりの始め方
    1. 床暖房をつける前に確認するべきこと
    2. まずは断熱と気密を整える
    3. 計画換気と空気の流れを考える
    4. 断熱・気密・換気を理解してくれるパートナーを選ぶ
    5. 光熱費を抑える運用も大事
  12. 京都で後悔しないために
    1. まとめ|床暖房だけに頼らない快適な家を

冬の床が冷たいのはなぜ?床暖房が欲しくなる気持ち

京都の冬、足元が一番つらい

冬の朝、京都の家で一番つらいのは「足元の冷たさ」です。

エアコンをつけても、部屋の上の方だけ暖かくて、
床に近いところはヒヤッと冷たいまま。

スリッパを履いても、フローリングから伝わる冷たさは消えません。

だから、「床暖房があればなぁ」と思う人がとても多いんです。

床暖房があると快適?でも…

床暖房 必要性」で検索すると、
ほとんどの記事が「快適です!」と書いています。

確かに、床暖房を入れると足元がポカポカして、
朝起きるのもつらくなくなります。

でも、実は設計がしっかりしていない家に床暖房をつけても、
「あれ?思ったより暖かくない」
「電気代が高い」
と後悔するケースが少なくありません。

僕の自宅でも床暖房がありましたが、床下の断熱材がうまく機能してませんでした。断熱材の厚みが足りない、気密性がそもそもない。

ガス給湯器で床暖房に温水を流している時は暖かいが、定格運転に入ると急激に冷えるために床暖房の温度を上げる。
この繰り返しがずっと冬に行われていましたね。

床が冷たい原因は他にある

多くの人が「床が冷たい=床暖房をつければいい」と思いがちです。

でも、床が冷たい原因は、実はもっと根本的なところにあります。

  • 床下の断熱が弱い
  • 気密が低くてすき間風が床下から上がってくる
  • 換気計画がうまくできておらず、空気が動かない

こういう状態のまま床暖房をつけると、
せっかくの熱が床下から逃げてしまい、効率が悪くなるんです。

省エネ住宅では「床暖房いらず」もできる

本来、きちんと設計された省エネ住宅では、
床暖房がなくても足元が冷えにくい家を作ることができます。

なぜなら、

  • 床下断熱がしっかりしている
  • 気密が高くすき間風がない
  • 計画換気で空気がきれいに流れている
  • パッシブデザインで太陽の熱を室内に取り入れている

こういう状態を作れば、
冬の京都でもスリッパなしで歩けるくらい快適にできます。

「床暖房ありき」ではなく、設計が大事

もちろん、床暖房が悪いわけではありません。
僕も必要な家ではしっかり提案します。

でも、「床暖房 京都」と検索して業者に勧められるまま設置すると、
後で「熱が逃げて意味がない」となることも。

本当に快適にするには、床暖房を先に考えるのではなく、
家全体の断熱・気密・換気を整えてからが正解です。

床が冷える本当の理由|断熱不足と気流の停滞

断熱が足りないと床は冷たいまま

多くの家で冬の床が冷たいのは、
ほとんどが「断熱不足」が原因です。

床の下には、外の冷たい空気が流れています。
この冷たい空気が、床材を通して部屋に伝わると、
いくらエアコンをつけても足元だけヒヤッとするんです。

床暖房 断熱不足」という言葉があるように、
断熱が足りないまま床暖房を入れても、
熱がどんどん下に逃げてしまい、無駄が多くなります。

気密が低いとすき間風が入ってくる

もう一つの原因が「気密性の低さ」です。

気密とは、家のすき間の少なさを示す言葉です。
すき間が多いと、冬の冷たい風が床下から入り込んで、
床をどんどん冷やしてしまいます。

つまり、「床暖房 気密」もとても大切です。

気密が低いと、せっかくの床暖房の熱も
すき間からどんどん逃げてしまい、効きが悪くなるんです。

換気が悪いと空気が動かない

実は「換気」も、床の冷えに関係しています。

本来、家の中の空気は計画的に入れ替えることで、
湿気がこもりにくくなり、冷たい空気が溜まらなくなります。(熱損失など色々とややこしい計算が必要ですが)

でも、換気計画がしっかりしていない家では、
冷たい空気が床に溜まりやすく、暖かい空気が天井に集まってしまいます。

なんか顔だけ暑い、火照るなんてことがありますよね。

これが 換気を考えないと、
「上だけ暖かくて足元が寒い」という状態になる理由です。

京都の家に多い「底冷え問題」

省エネ住宅 京都」でよく言われるのが、
冬の底冷えです。

京都は湿度が高く、冬の地面の冷たさが家の中まで伝わりやすい土地です。

だから、床暖房だけに頼るのではなく、
しっかりした床下断熱、気密、換気計画がセットで必要なんです。

床暖房をつけても「暖かくならない家」の共通点

  • 床下に断熱材が入っていない
  • 気密が取れていない
  • 換気計画がなく空気が動かない
  • パッシブデザインがなく太陽の熱を活かせていない

これが全部そろうと、どれだけ床暖房をつけても、
熱が逃げて光熱費がかかるだけです。体験者は語ります。

床暖房に頼らない省エネ住宅のつくり方

床下の断熱をしっかりやる

まず一番大切なのが「床下断熱」です。

昔の家や安い建売住宅では、
床下の断熱がほとんど入っていないか、
入っていても薄かったり、すき間があったりします。

これをしっかりやると、外の冷たい空気が床に伝わりにくくなります。

床暖房 」を考えるなら、
まずは床下の断熱を完璧にしておくのが基本です。

気密を高めて冷気を入れない

次に大切なのが「気密」。

いくら断熱をしても、床下にすき間があれば、
外の冷たい空気が入ってきてしまいます。

気密を高めると、すき間風を止められて、
床下が安定した温度になります。

床暖房 気密」がしっかりしていれば、
床暖房の熱も逃げにくくなって、
少ないエネルギーで暖かさを保てます。

計画換気で室内の温度ムラをなくす

断熱と気密をしっかりしても、空気が動かないと、
暖かい空気は天井にたまり、足元だけ冷たいままです。

これを防ぐのが「計画換気」と空気の流れの設計です。

換気システムで空気をゆっくり循環させることで、
室内全体の温度をムラなく保ち、
床に冷たい空気が溜まりにくくなります。
換気で空気を動かして、エアコンや床暖房の効きムラをなくす、
これが正しい役割です。

パッシブデザインで太陽の熱を取り込む

断熱・気密・換気にプラスして、
パッシブデザイン」を取り入れると最強です。

パッシブデザインとは、太陽の光や風をうまく活かして
エアコンや床暖房に頼りすぎない家にする方法です。

冬は南側の窓から太陽の光を入れて、
部屋を自然に暖かくする。

夏は庇(ひさし)や植栽で強い日差しをカットする。

これだけで、床暖房の出番がぐっと減ります。

京都の家はこの4つが必須

パッシブデザイン 京都」で検索される理由は、
京都の底冷えと夏の蒸し暑さの両方に効くからです。

だから、

  • 床下断熱をしっかり
  • 気密を高める
  • 計画換気で空気を動かす
  • パッシブデザインで自然の力を活かす

この4つがそろって初めて、
床暖房に頼らない省エネ住宅が完成します。

床暖房をつける場合の後悔しないポイント

床暖房は「最後の仕上げ」と考える

「床暖房を入れれば冬の冷えは安心」と思っている人は多いです。

でも、本当の快適さは、家の断熱・気密・換気設計がきちんとしてからこそ活きるものです。

設計が甘いまま床暖房だけをつけると、
熱が床下に逃げたり、電気代が無駄にかかったりしてしまいます。

床材の選び方で体感は変わる

床暖房をつけるときに大事なのが「床材」です。

無垢フローリングでも床暖房対応のものが出ています。無垢のフローリングの特性でもある柔らかさや肌触りはそのままに。というわけではありません。
細胞を圧縮させることで熱による動きを制御するため、硬いというイメージが先行します。色味も少し焦げかかったものが多いのではないでしょう。

僕は使ったことがありませんが、床暖房を選択するのなら手入れや、その後の床材の動き。

などを考慮するば、合板フローリングを選ぶ方がいいのではないでしょうか。

「どんな床材が自分の暮らしに合うか」を考えることが大切です。

床構造をきちんと設計する

床暖房の熱を無駄なく使うには、
床下の断熱を強化し、気密を高めてすき間を減らすことが必須です。

熱損失を減らすとともに、暖房設備の使用率も減らすことが可能となります。

さらに、パッシブデザインを取り入れて、
太陽の光で室温を上げる仕組みがあれば、
床暖房の稼働時間を減らせます。

断熱・気密・換気とセットで考える

床暖房はあくまで「仕上げ」です。

まずは断熱で熱を逃がさない
気密ですき間を減らす
計画換気で空気の流れを作る

これが整ってこそ、
床暖房が少ないエネルギーでしっかり効きます。

まとめ|後悔しない床暖房のために

  • 床材をよく選ぶ
  • 床下の断熱と気密を強化する
  • 太陽の力を活かすパッシブデザインを取り入れる
  • 床暖房は「お守り」くらいの気持ちで

これを守れば、冬の京都の底冷えでも
後悔しない暖かい暮らしが手に入ります。

床暖房なしでも「足元が冷たくない家」はつくれる

本当に必要なのは「熱を逃がさない家」

「冬は床暖房がないと寒い」と思われがちですが、
実は床暖房がなくても足元が冷たくない家はつくれます。

そのポイントはとてもシンプルです。

  1. 外からの冷気を入れない
  2. 家の中の熱を逃がさない
  3. 部屋全体の空気をムラなく動かす
  4. 太陽の熱を無駄なく取り込む

これをちゃんと設計すれば、スリッパなしでも過ごせる家になります。

床下の断熱と気密で底冷えを防ぐ

まずは、冷たい空気を床に伝えないために、
床下の断熱をしっかりと入れます。

そして、気密を高めてすき間風を止める。

これだけで、冬の底冷えは大きく改善できます。

床暖房をつける前に、ここができていないと、
いくら高性能な床暖房でも熱が外へ逃げてしまいます。

換気で空気を動かし、温度ムラをなくす

家の中の空気が動かないと、暖かい空気が天井ばかりにたまって、
足元だけ寒くなります。

これを防ぐのが「計画換気」と、適切な空気の流れです。

計画換気がしっかり設計されていれば、
室内の空気がゆるやかに巡り、温度ムラが減ります。

パッシブデザインで太陽の熱を取り込む

もう一つのポイントが「パッシブデザイン」。

杉無垢フローリングの厚み20mmなどにすれば蓄熱層としての機能も十分にはたせます。

冬は太陽の光をうまく取り込むと、
昼間に家の中が自然に暖かくなり、
夜も冷えにくくなります。

窓の位置や大きさ、庇(ひさし)の長さを工夫することで、
太陽の熱を最大限に活かせます。

床暖房は「補助役」にする

これらの設計をしっかりやれば、
床暖房は「なくても快適」、もしくは「少し補助で使う程度」で済みます。

つまり、「冬は床暖房が絶対必要」という考えから、
「床暖房はお守り程度」という考えに変えることができます。

光熱費も抑えられ、省エネにもつながります。

京都の家でもできる

「そんなの理想論でしょ」と思われるかもしれません。

でも、京都のように冬の底冷えが厳しい場所でも、
実際にこの考え方で家を建てている人はたくさんいます。

断熱・気密・換気・パッシブデザインがちゃんと組み合わされば、
冬の朝、素足で床を歩いてもヒヤッとしない家はつくれます。

床暖房ありきにしない家づくりの始め方

床暖房をつける前に確認するべきこと

「冬は寒いから、とりあえず床暖房を入れよう」

多くの人がこう考えます。
でも、ちょっと待ってください。

後悔しないためには、床暖房を設置する前に
必ずチェックしておくべきポイントがあります。

まずは断熱と気密を整える

何度もお伝えした通り、
床暖房の快適さを最大限に活かすには、

1️⃣ 床下の断熱を十分にする
2️⃣ 気密を高めてすき間を減らす

この2つが整っていないと、
せっかくの熱が外へ逃げて、
光熱費が高くつくだけです。

床暖房 設計 京都」などで検索して、
地域に合った正しい設計を確認しましょう。

計画換気と空気の流れを考える

断熱と気密が整ったら、
次は「計画換気」と空気の流れです。

これがないと、天井ばかり暖かくて足元が寒い状態になります。

換気計画をしっかり立てて、
空気が自然に巡るようにする。

これができれば、床暖房がなくても
快適な室温を保ちやすくなります。

断熱・気密・換気を理解してくれるパートナーを選ぶ

ここまで読んでくれた方はもうわかると思います。

大切なのは、床暖房をつけるかどうかではなく、
「熱が逃げない家にすること」です。

だから、家づくりをお願いするパートナーは、
断熱・気密・換気・パッシブデザインを
しっかり考えてくれる人を選んでください。

「床暖房入れときましょう!」しか言わない業者は、
ちょっと立ち止まって考え直しても良いかもしれません。

光熱費を抑える運用も大事

床暖房は正しい運用で光熱費が変わります。

  • 立ち上げのときにたくさん電気を使うので、切ったりつけたりを繰り返さない
  • 低めの温度で長く運転する
  • 日中は太陽の熱を取り入れて稼働を減らす

こんな工夫をするだけで、無駄な電気代を防げます。

京都で後悔しないために

省エネ住宅 床暖房 後悔」と検索すると、
「思ったほど暖かくない」「電気代が高い」という声が多く見つかります。

でも、これまでの話を全部おさえれば大丈夫です。

✅ 断熱・気密・換気を整える
✅ 太陽の熱を活かす設計をする
✅ 床暖房は補助役と考える

これが、冬の京都でも
足元までポカポカの家をつくる方法です。

まとめ|床暖房だけに頼らない快適な家を

床暖房は便利です。
でも、それだけに頼る家づくりは、
もう時代遅れです。

ちゃんとした設計で
「なくても寒くない、あったらもっと快適」
そんな家を一緒につくっていきましょう。

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