「築古の家は寒い」
それ、たしかに間違いじゃない。
でも、僕はこの言葉を聞くたびに思うんです。
「じゃあ、なぜそのままにしておくんだろう?」
僕が手がける中古住宅のリノベーションでは、断熱性能の改善は必須です。
なぜなら、“家の中が寒い”というのは、ただの不快じゃない。
それは、暮らしの質と健康を地味に、確実に、削っていくから。
僕自身が体感した“寒い家”のストレス
僕が昔暮らしていた実家は、築25年の木造住宅。
冬はとにかく冷えました。暖房をつけても、足元が冷たくて、肩にだけ熱がこもる。
加湿器をつけないと喉がすぐにやられるし、窓際には結露がびっしり。
そのときはそれが“当たり前”だと思っていました。
でも、あるとき断熱性能が整った住宅を見学したとき、愕然としました。
「あ、この家、エアコンが弱くても部屋全体が暖かい」
「息苦しくない。空気が軽い」
たった1回の体験で、「家の性能が暮らしを変える」ことを全身で理解した瞬間でした。
断熱リノベは“未来の暮らし”をつくる土台
今、僕たちが手がける中古リノベでは、必ず「断熱をどう整えるか」を最初に話し合います。
予算が限られていても、そこだけは削れません。
なぜなら断熱とは、単に“暖かくする”話ではないからです。
・結露がなくなる → カビやダニが減り、健康に良い ・部屋間の温度差がなくなる → ヒートショック防止 ・エアコン効率が上がる → 光熱費が下がる ・自然素材の良さが活きる → 空気の質が安定する
断熱はすべての快適性のベースであり、暮らしの“見えない資産”です。
施主の声|大阪府・I様邸
「古い家だから寒いのは仕方ないって思ってました。でも、リフォーム後の冬、子どもが靴下を脱ぎたがるようになって。
“寒さって我慢するもんじゃなかったんですね”って気づかされました。」
こうした変化の声を聞くと、「やっぱり断熱をやってよかった」と心から思います。
そして、その変化こそが“深呼吸したくなる家”の本質だと感じています。
「リノベ=表面的な化粧直し」ではない
まだまだ「リノベーションやリフォーム」と聞くと、
・間取り変更 ・デザイン変更 ・水まわりの交換
そんなイメージが先行しています。
でも僕はそう思っていません。
リノベとは「中身を整える」ことだと考えています。
壁の中に断熱材を丁寧に入れ直し、気密テープですき間を塞ぎ、
その上で、無垢の床や珪藻土の壁が活きてくる。
そうして初めて、「この家、空気が気持ちいいね」という言葉が生まれる。
築年数は関係ない。整えるかどうかだけ。
築20年でも、30年でも、ちゃんと断熱と空気を整えれば、冬は快適になります。
逆に、築5年の家でも、断熱が甘ければ寒い家になります。
中古か新築かじゃない。整っているかどうか。
そして施工者がそのことを理解しているのか。
それを一番伝えたい。
僕たちの家づくりは「呼吸を整える」こと
断熱性能を高めることは、ただの“性能アップ”じゃありません。
暮らしのリズム、呼吸のリズム、心のリズムを整えること。
だから僕は、家を治すのではなく、「暮らしを整える」ために断熱リノベをしています。
まとめ|冬にこそ、“家の本質”が見える
冬に寒い家は、夏にも快適じゃない。
本当にいい家は、冬にこそ、その本質があらわれると僕は思っています。
だから、冬を快適に過ごす設計こそ、暮らしを変える第一歩。
それは、中古住宅でも必ず実現できます。
深呼吸したくなる家は、冬もちゃんと、心地いい。
それが、僕が断熱リノベにこだわる理由です。
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