HEAT20 G3とは?G1・G2との違いを“暮らしの快適さ”で徹底比較

はじめに


「断熱等級ってどれが正解なの?」と迷っているあなたへ

断熱性能の基準としてよく耳にする「HEAT20」。
でも、G1?G2?G3?と聞いて、何となくの理解で止まっていませんか?

  • 「G2で十分なんじゃないの?」
  • 「G3って新築じゃないと難しそう…」
  • 「そもそも、どれも“あったかい家”なんじゃないの?」

もしそう思っているなら、少し立ち止まってください。
数字や基準の話ではなく、“暮らしの質”として考えてみると、G3の意味はまったく違って見えてきます。


体感でわかる“違い”は、朝と夜の生活に出る

たとえば、冬の朝。

  • G1の家:起きた瞬間「寒っ!」と声が出る。廊下は冷蔵庫のよう。
  • G2の家:室温は安定しているが、足元はまだ冷たく、脱衣所はヒヤッとする。
  • G3の家:ベッドから出ても空気がやわらかい。脱衣所も寒くない。素足でも平気。

実際に住んでいる人が口を揃えて言うのは、**「G3の家は“我慢”がいらない」**ということ。
暖房のON/OFFで急に寒暖差が出る家ではなく、
家全体が“魔法瓶”のように包み込んでくれる空間。

それが、G3の暮らしです。


HEAT20 G1・G2・G3の違いを数字と実感で比較

グレードUA値目安主な用途実際の体感
G1約0.46最低限の快適性部屋間の温度差あり/床が冷たい日も
G2約0.34一般的な高断熱住宅室温は安定/足元や窓際に冷えを感じることも
G3約0.23最先端レベル家全体が均質に暖かく、冬でも裸足で快適

UA値(外皮平均熱貫流率)は数字ですが、体感は明確に違います。

ポイントは、「家中のどこにいても同じような温度で過ごせる」かどうか。
断熱性能が高いということは、冷暖房に頼らずとも、快適を保ちやすいということ。


なぜキノスミカはG3を標準にするのか?

自然素材の家にこそ、G3レベルの性能が不可欠だからです。

無垢の床が「冷たい」と感じる家では、その素材の力が引き出されません。
漆喰や珪藻土が湿度調整できるのも、空気が動き、室温が整ってこそ。

つまり、“素材 × 空気 × 性能”が揃って、はじめて「深呼吸したくなる家」になるのです。

キノスミカでは、最初からG3相当の性能を前提に、素材選びや換気設計をしています。
断熱等級を「性能競争の指標」ではなく、「暮らしを整える基準」として捉えています。


「でも、G3って新築だけじゃないの?」と思った方へ

安心してください。
中古住宅でも、G3レベルの断熱性能を実現することは可能です。

もちろん、建物の状態によってやり方は異なります。
でも「外皮性能を見直す」「床・天井・壁の断熱を再構成する」「窓を高性能に変える」など、
段階的に、そして確実に性能を上げる方法があります。

▶︎ 詳しくは:
中古住宅でもHEAT20 G3にできる?3つのポイント


今の家の性能、ちゃんと把握できていますか?

「自分の家がG1相当なのか、それ以下なのかも分からない…」
そういう方は意外と多いです。

だからこそ、まずは家の性能診断から始めましょう。
キノスミカでは、無料のオンライン相談で以下を行っています:

✅ 今のお住まいの断熱レベルの目安診断
✅ HEAT20 G3に上げる場合のステップと費用感
✅ あなたの家に合った自然素材の選び方


▶︎ まずは暮らしの悩み、話してみませんか?

下記から、お気軽に無料相談をご利用ください。