木が、たまらなく好きなんです
家を建てるとき、素材はいろいろ選べます。
新建材もあるし、コストも性能も安定している。
でも、僕はどうしても木を選んでしまう。
なぜって?理由なんてあとづけでいい。ただ、好きだから。
木を削って、乾かして、触って、使ってきた。
もう、ずっと一緒に生きてきたようなもんなんです。
無垢材のフローリングは、五感に響く
たとえば、裸足で立ったときのやわらかさ。
雨の日にふわっと香る木の匂い。
木目に差し込む光の揺らぎ。
僕は、木には人を癒す力があると思ってる。
これ、ロマンじゃなくて、実感なんです。
でもね、手がかかるんですよ、無垢の木って。
無垢材は、クセが強い素材です。
湿気で膨らむ、乾燥で割れる。すぐ傷つく。
でも、それを愛せる暮らしこそ、本物だと思うんです。
無垢材の家には、「性能」が欠かせない
木の家は、ただ自然素材を使えば快適になるわけじゃない。
断熱・気密・換気の設計が甘ければ、無垢の床はすぐ冷たくなるし、空気もこもる。
「自然素材だから気密はいらない」なんていうのは、幻想です。
木を活かすには、ちゃんと仕組みを整える必要がある。
家は、完璧じゃなくていい。だから木が似合う。
キズがついた床、色あせた柱、陽に焼けた梁。
それを「うちの家らしさ」と思えたら、それはもう立派な宝物。
僕はそんな家を、木でつくりたい。
「木を使う意味について、より深く掘り下げた記事 →
自分の家に木を使う意味 〜木と一緒に生きるということ〜」
▶ 無垢材と、歳を重ねる家に住みたい方へ
もし今、「木を使ったリノベーションを考えている」なら。
もし、「落ち着く空間で、毎日を整えたい」と思っているなら。
キノスミカが、その第一歩になるかもしれません。