省エネ住宅のつくりかた

中古リノベーションを考える

朝、洗面室が寒すぎてつらい|家の“温度のバラつき”はなぜ起こる?

朝の洗面室、足元の冷気に震える寒い朝、布団から出て、洗面室へ──顔を洗おうとした瞬間、床から伝わる冷気に思わず身をすくめる。リビングは暖かい。寝室もまだ大丈夫だった。なのに、なぜこの空間だけこんなにも寒いのか?“断熱の偏り”が生む温度ストレ...
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「断熱工事一式」とは何か?|見積もりに潜むブラックボックス

【導入】「断熱?一式って書いてあったから入ってるでしょ」こんな風に、安心してしまっていませんか?実際、住宅リフォームや新築の見積もりにはよくこう書かれています。「断熱工事 一式」でも──どの断熱材を、どこに、どれだけの量で、誰が施工するのか...
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洗面室だけ断熱しても大丈夫?|結露と寒さの“落とし穴”

【第1章】朝、洗面室が寒くてつらい|水まわりの“ピンポイント不快”まだ陽が昇りきらない朝、眠気まなこで洗面室へ向かうと──「うっ……寒っ!」思わず声が漏れる。手を洗うのも、顔をゆすぐのも、冷気が肌を刺すように痛く感じて、心まで萎えてしまう。...
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高性能住宅なのに“息苦しい”と感じる家の正体|快適さの本質を探る

高断熱高気密なのに息苦しい…その違和感は正しいです高断熱高気密の家を建てれば、冬も夏も快適。多くの人がそう信じて家づくりをします。でも、実際に住んでみると「空気が重い」「息苦しい」「窓を開けても逆に暑い」と感じてしまう方が増えています。「高...
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断熱一式の意味とは?見積書のグレーゾーンを見抜く方法とは?

「断熱一式」ってどういう意味?|見積書に潜む“不透明さ”断熱リフォームの見積書を手にしたとき、よく見かける項目があります。「断熱工事 一式」この「一式」という表現、何を意味しているのか。実は、施主が最も気づかぬまま“誤解したまま契約してしま...
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断熱リフォームが失敗する理由|寒さと後悔を残さない家づくりの順序とは?

断熱リフォームをしたのに寒い人が多い本当の理由「断熱したのに寒い」「結露が増えた」──よくある後悔「せっかく断熱リフォームをしたのに、冬になると足元が冷たいまま。」「お風呂は綺麗になったのに脱衣所で震える。」「部屋の空気がこもって、結露やカ...
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断熱材はどれが正解ですか?|選び方で後悔しない僕の答えと施工の本質

「断熱材はどれが正解ですか?」その質問が生まれる理由と、僕の答え「セルロースとグラスウール、どっちがいいですか?」「やっぱり羊毛とか、自然素材の方が性能がいいですよね?」そんな質問を、僕は何度も受けてきました。でも僕の答えは、いつも同じです...
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断熱は“全部しないと意味ない”?|部分断熱の落とし穴とは?

部分断熱は意味がない?本当に暮らしを変える“戦略的リフォーム”という考え方「どうせ断熱するなら、全部やらなきゃ意味がない」「部分断熱なんて効果ないって聞いたけど…」そんな声があるのも、正直わかります。でも──部分断熱が“中途半端な工事”にな...
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水回りリフォームだけで満足?断熱リフォームで変わる暮らし方

1章:水回りリフォームだけで本当に満足できますか? ― 断熱リフォームを後回しにする“3ヶ月後の後悔”「水回りのリフォームは急ぎだから」「キッチンとお風呂が新しくなれば十分」そんな声を、僕はたくさん聞いてきました。たしかに、水回りの劣化は生...
ちょっとした暮らしの工夫

サウナで気づいた、家づくりの本質|空気が暮らしを決めていた

第1章|僕は、空気を設計するという思想にたどり着いたサウナの設計監修を頼まれたとき、最初はちょっと面倒だなって思った。住宅と違ってスケールも条件も極端で、しかも「空気」の繊細な設計が求められると分かっていたから。でも現場を見て、図面を開いた...