2025-05

中古リノベーションを考える

京都の再建築不可物件でも快適に|空気と素材の引き算リノベ術

はじめに|壊せないなら、整えるしかない「再建築不可だから、選択肢がないんです」そう言って肩を落とす方に、僕はいつも伝えます。「ない」のではなく、やり方が変わるだけ。とくに京都のような密集した市街地では、再建築不可=終わりではなく、空気を整え...
中古リノベーションを考える

京町家が寒いのは当たり前です。リノベーションは計画的に。

リフォームも改修も何もしていない町家は寒いから良かった。改修も何もしていない町家は寒い。足元から底冷えして、靴下を重ねても追いつかない。押入れを開ければ湿気の匂いがする。エアコンを強めても、奥の部屋までは暖まらない。これは、京都で何件も町家...
中古リノベーションを考える

うなぎの寝床の間取り、なぜ暮らしにくい?|細長い家を快適にする再設計のヒント

細長い家なのに、家族の気配が感じられないのはなぜ?今回は、「うなぎの寝床」という間取りが生む“気配の断絶”を、設計の力でどうつなぎ直すかについてお話しします。細長い間取りの家に住んでいて、「なぜか家族の気配を感じにくい」と思ったことはありま...
ちょっとした暮らしの工夫

狭小住宅暮らしは余白をつくる|心地よさを設計する6つの工夫

「狭小住宅=窮屈」と感じていませんか?視線・空気・動線・収納の工夫で“狭く感じさせない”家づくりができます。心がふっと軽くなる、余白ある暮らしのための6つの設計ポイントを解説します。
中古リノベーションを考える

暗い、使いづらい狭小住宅|うなぎの寝床を快適にする6つの設計術

京都の狭小住宅“うなぎの寝床”を、風・光・素材・視線・動線・空気で整える設計術。リビングが狭い、風が通らない、暗い…そんな悩みを解決する6つの設計ポイントとリノベーション事例を紹介。
深呼吸したくなる部屋のつくりかた

カビない・結露しない家のつくり方|空気と素材の設計術

第1章|「この家、なんかにおう…」の正体|空気が悪くなる理由と素材の話「この家、なんかにおう気がするんです」設計相談のときに、そう話す人が意外と多い。でも実際に現場へ行っても、強いにおいは感じられないことがほとんど。それでも、住まい手の身体...
深呼吸したくなる部屋のつくりかた

足音・声が響く家はもう嫌だ!生活音をやさしくする設計と暮らし方

音は暮らしを変える「空気の一部」|味方にできる設計とは「音がうるさい」は、暮らしの質を下げる?「なんかこの家、落ち着かないんだよな」こんな声を、設計相談で何度も聞いてきました。でも、意外と多くの人は原因を「外の騒音」や「壁の薄さ」にだけ求め...
深呼吸したくなる部屋のつくりかた

湿気・におい・結露…その原因は風通し|空気が動く家のつくり方

風は“抜け道”をつくることで整う|風通しと空気の質の話風通しの良さは「空気の整い」に直結する僕は現地調査に行くと、最初に「この家、風が整ってるかな?」と感じるようにしています。空気がよどんでいたり、湿気がこもっていたり、何かにおいが停滞して...
深呼吸したくなる部屋のつくりかた

湿気と結露を防ぐ設計とは|カビを生まない住まいづくり

第1章|カビは“空気の質”を壊す静かな侵入者見えるカビより、見えない場所に潜む“壁内結露”の怖さ多くの人が「カビ=掃除で取れるもの」と思っていますが、僕たち設計者からすると、本当に怖いのは壁の中、天井裏、床下に潜むカビです。現場ではこんな状...
深呼吸したくなる部屋のつくりかた

換気が室内をかえる?空気が変わると身体に変化が起きるは本当?

空気は“入れればいい”では整わない|換気設計のリアルと盲点「24時間換気」があるから安心?——それ、本当に機能してる?建築基準法で24時間換気が義務化されてから、多くの住宅が「換気してます」と表示されるようになりました。でも僕からすると、換...